◇プロ野球セ・リーグ　巨人6-2中日(20日、東京ドーム)

巨人の阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチが、プロ初の満塁ホームランを放ったキャッチャーの大城卓三選手を称賛しました。

大城選手は2点リードの5回、2アウト満塁の場面でライトスタンド上段に飛び込む6号満塁ホームランを放ちリードを6点に広げました。巨人のキャッチャーがクリーンアップに座りホームランを打つのは、2010年に当時現役だった阿部コーチが打って以来です。

阿部コーチは「初めて見たんじゃないかと思うほど打って守って走って最高でした。これだけの存在感を出せる選手ですから」とその活躍を称賛。

なかでも、一番評価したのは“走塁”でした。両チーム無得点の2回。1アウトからヒットで出塁した大城選手は、続く秋広優人選手の1、2塁間を破るヒットで一気に2塁を蹴って3塁へ進塁。その後、相手のエラーで先制のホームを踏みました。

阿部コーチは「もちろん満塁ホームランも素晴らしかったけれど、あの走塁の姿勢を見せればチームは盛り上がるので、今日はそこを一番評価しています。明日以降も続けてほしいですね」とコメントしました。