【MotoGP】インドGPで今季初の日本勢2人同時表彰台 Moto3クラス決勝
アジア・オセアニアラウンドの初戦インドGPが初めて開催されました。高温多湿に加え、2日目には大雨という気候との戦いにもなりましたが、Moto3決勝で日本勢2人が表彰台に上がりました。
Moto3クラスの鳥羽海渡選手が体調不良(腹痛)を抱えながら、今季初表彰台となる2位フィニッシュ。佐々木歩夢選手も3番グリッドスタートから最後は大接戦の末、3位表彰台。昨季の第13戦オーストリアGPでの佐々木選手と鈴木竜生選手のワンツーフィニッシュ以来の日本勢2人同時表彰台獲得となりました。
■Moto3クラス決勝レース
24日、高温多湿によるライダー、マシン、そしてタイヤへの影響も考慮し、予定より周回数を減らして行われたMoto3クラスの決勝。
先頭をPPスタートのジャウマ・マシア選手(スペイン/ホンダ)が逃げる展開。中盤までは2番手で佐々木歩夢選手が追随していましたが、徐々にペースを落とし後続の鳥羽海渡選手と佐々木選手のチームメイトであるコリン・ベイヤー選手(オランダ/ハスクバーナ)との三つ巴の2位(表彰台)争いになります。
最終ラップに入る時点では佐々木選手、鳥羽選手、ベイヤー選手の順でしたが、目まぐるしく順位が変わります。
最後は佐々木選手と接触したベイヤー選手が転倒。鳥羽選手がその隙をついて2番手に浮上し、昨季の開幕戦カタールGP以来の表彰台に上がりました。
▽インドGP Moto3クラス決勝 結果
優勝 ジャウマ・マシア(スペイン/ホンダ)
2位 鳥羽海渡(日本/ホンダ)
3位 佐々木歩夢(日本/ハスクバーナ)
4位 ダニエル・オルガド(スペイン/KTM)
15位 山中琉聖(日本/ガスガス)
リタイア 古里太陽(日本/ホンダ)
リタイア 鈴木竜生(日本/ホンダ)
■Moto3クラス 2023年シーズン 年間タイトル争い激化
年間タイトル争いでは、最近2戦でノーポイントと調子を落としていたトップのダニエル・オルガド選手(スペイン/KTM)が3戦ぶりのポイント獲得となる4位で174ポイント。インドGPを制し、今季2勝目を挙げたマシア選手が25ポイントを加算し同ポイントとしましたが、今季3勝しているオルガド選手がランク1位となっています。レース前はランク2位だった佐々木選手は173ポイント。なんと上位3人が1ポイント差にひしめき合うという状況で日本GPに戦いの舞台を移します。
▽Moto3クラス チャンピオンシップポイント(インドGP終了時点)
1位 174P ダニエル・オルガド(スペイン/KTM)3勝
2位 174P ジャウマ・マシア(スペイン/ホンダ)2勝
3位 173P 佐々木歩夢(日本/ハスクバーナ)
9月29日~10月1日はモビリティリゾートもてぎでの第14戦日本GPが開催されます。日本GPの模様は日本テレビ、BS日テレ、CS放送日テレジータスで中継、Huluでは生配信します。