体重差81キロ!東京五輪銀・渡名喜 惜しくも初戦一本負け「素直に怖かった」
◇皇后盃全日本女子柔道選手権大会(17日、横浜武道館)
女子柔道の日本一を決める皇后盃。体重無差別で行われるこの大会に、東京五輪女子48キロ級銀メダリストの渡名喜風南選手が初出場しました。
減量せず挑む大会は高校生以来だという渡名喜選手。今大会には体重51キロで挑みましたが、初戦の相手は体重132キロ。体重差81キロの蓮尾沙樹選手との対決となりました。
渡名喜選手は試合開始直後から積極的に足技を仕掛けます。しかし、試合開始36秒で「大内刈り」を掛けられ「技あり」を奪われると、そのまま「崩れけさ固め」で抑え込まれて1本負け。惜しくも初戦敗退となりました。
東京五輪の代表は推薦で出場権を得られた今大会。試合後のインタビューで「女子の日本一を決める大会なので、出られる権利があるなら挑戦してみたいと思っていた。素直に怖かった。少しでも体の小さい人の希望、勇気になればいいなと思った」と、今大会に出場した経緯を語りました。