9月8日に開幕を迎えるラグビーワールドカップフランス大会。本番まで100日となった5月31日、日本代表の稲垣啓太選手(埼玉パナソニックワイルドナイツ)が日本テレビ『news every.』に生出演し「優勝意外に目標はない」と話し、その理由も明かしました。

6月に33歳となる稲垣選手は、2015年、2019年のワールドカップに出場。日本代表のフォワード(FW)最前列、プロップとして活躍してきました。

ファンを魅了する力強いスクラムやタックルなどに加えて、“笑わない男”としても大人気の稲垣選手。5月20日に国立競技場で4万人以上の観衆を集めて行われたリーグワン決勝にも出場しましたが、所属チームは準優勝に終わっています。

そんな稲垣選手が3度目の出場を見据えるラグビーワールドカップ。前回、日本で開催された2019年大会では、日本代表の史上初となるベスト8入りに貢献しました。しかし、だからこそフランス大会の目標は“優勝”と宣言しているというのです。

「ベスト8、ベスト4という目標を掲げてもそこで終わっては負けで終わっている。負けを最初から目標にすることはない。前回大会もベスト8で『結果を残した』と言われているが、負けて終わっている。僕にとって優勝以外に目標はない」と熱く語りました。

さらに、「(目標を『優勝』と言うと)プレッシャーがかかるのは実感している。自分が言った言葉が全部自分に返ってくるのも理解している。その上でそれすらもはねのけて、100％の準備、正しい準備ができれば、大会で結果を残す自信がある。それを自分の力に変えていきたいという思いがある」とおなじみのポーカーフェイスでの力強い『優勝宣言』に、スタジオからは“かっこいい”という声があがっていました。