【ラグビー日本代表】“戦術眼に優れる日本の頭脳”坂手淳史 全選手紹介#20
■中高大代表すべてで主将 頼れる中堅
「中学校にバレーボール部が無かった」という理由からラグビーを始めた坂手選手。京都の名門・京都成章高校に進学し、高校日本代表にも選ばれました。
大学はラグビー強豪校・帝京大学に進学。最終学年にはキャプテンも務め、帝京大学の大学選手権7連覇に貢献しました。
社会人になると、強豪パナソニックに加入。その年に日本代表にも初選出を果たし、アジアラグビーチャンピオンシップ第1戦の韓国戦で途中出場し、日本代表初キャップを獲得しました。
2019年からはパナソニックで主将を務め、日本選手権優勝、トップリーグ優勝、リーグワン優勝を経験。2019年前回W杯では、サモア代表戦でスタメン出場を果たしたほか、準々決勝の南アフリカ戦で途中出場するなど、ベスト8進出へ貢献しました。2022年には日本代表主将を務め、中学・高校・大学・代表すべてで主将を務めたことになります。
■戦術眼に優れた「日本の頭脳」が勝利へ導く
他チームの成績は「自分のプレーがどうつながっていくか考えながら、分析しながら見る」と話す坂手選手。戦術眼に優れ、理解度の高いプレーセンスが日本を勝利へ導きます。
さらに、6月からの代表合宿などでは主将を任される場面もありますが、「自分のベストパフォーマンスが大事だが、リーダーをやっていくうえで両立するバランスを大事にしてやらないといけない。どこでキャプテンをやっても同じ」とクールに話します。
■「前回とは違うマインド」特別な舞台で上を目指す
2019年前回大会の際は「選ばれたうれしさと、夢がかなったような気持ちでちょっとふわふわしている部分があった」と記憶していて、「今は選ばれてどう結果を残すか、どう日本代表を推進させていくかにフォーカスしているのでマインドの違いはある」と話します。今大会を「特別な舞台。19年大会より上を目指せる機会」と、4年間の成長を出し切る覚悟で臨みます。
◇坂手淳史選手
主なポジション:フッカー
生年月日:1993年6月21日
所属チーム:埼玉パナソニックワイルドナイツ
身長:180センチ
体重:104キロ
出身地:京都府
出身校:京都成章高校→帝京大学
◇日本代表のW杯スケジュール(日本時間)
9月10日 VSチリ
9月18日 VSイングランド
9月29日 VSサモア
10月8日 VSアルゼンチン