“世界一のインターバル”で初の世界選手権ファイナリストへ 泉谷駿介「自信がついてきた」
「自信がついてきた」と語る泉谷選手は、今シーズン絶好調。
6月4日の日本選手権では、13秒04(東京五輪金メダルと同タイム)という衝撃的な日本新記録をマークし、大会3連覇。6月30日には、世界のトップ選手のみが出場できる、世界最高峰のリーグ戦のダイヤモンドリーグで初出場初優勝の快挙を達成。さらに7月23日のダイヤモンドリーグ・ロンドン大会では、東京五輪の金メダリストらをおさえ、セカンドベストの好タイムで2位に入るなど、まさに破竹の勢いです。
「前半から中盤以降のハードリングが安定したと思う」と技術の手応えを語った泉谷選手。ハードル間の距離=インターバルは9.14mあり、これを3歩でいくのが決まり。
身長175センチの泉谷選手は、海外の大柄な選手と比べ、この3歩で素早く足をまわすことができるため、小柄なことがメリットに。泉谷選手を指導する山崎一彦コーチもこの技術を、「世界一のインターバル」と絶賛しています。
2週間後に迫った世界選手権の舞台で泉谷選手が目指すのは、日本勢初の“ファイナリスト”。「決勝に進出できたら、残りの1本、力を出し切るだけ」と意気込んだ泉谷選手。
「自分の走りをして、ゴールラインを目指すということですね(笑)。順位とか記録はあとからついてくるものだと思っているので、しっかり自分の走りをして、自分の長所を出し切れたらいい結果にはつながると思う」と自信をのぞかせました。