MLBのデトロイト･タイガースと2年契約を結んだ前田健太投手が1日、入団会見に臨み、その心境を明かしました。

「最初に(タイガースが)オファーをくれてうれしかったですし、若い選手が多くいる中で、自分の力を必要としてもらえてうれしかった」とタイガース入りを決めた理由を説明。「来年勝ちにいっているチームということと、素晴らしいオファーをくれたということが決め手になった」と続けました。

過去に所属した日本人選手は木田優夫投手と野茂英雄投手の2人。両投手とも2000年まで所属していました。実に24年ぶりとなる日本人選手のタイガース入り。

「今回、僕が加入することで日本のファンの人にもデトロイトの素晴らしさを伝えていけたらいいなと思う。日本のファンにもタイガースというチームをたくさん知ってもらう努力はしたい。タイガースのマークはかっこいいから」と新チームへの思いを口にしました。

また、来年は36歳となる前田投手。「日本もアメリカもすべてのオファーを考えようかなと思っていました」と日本球界復帰の可能性があったことに言及しましたが、「（タイガースとの）契約が終わった後というのは全然考えていないです。2年間に全力を尽くしたい」としました。

前田投手は、これまでドジャースや今季のツインズなどで地区優勝を経験。しかし、ワールドシリーズ制覇はまだ成し遂げていません。

「勝ちたいという思いが強い。ワールドチャンピオンになりたいですし、その中で自分がチームの勝利にたくさん貢献できるようにがんばりたいと思う」と悲願達成に向け意気込みを語りました。