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【Bリーグ】川崎のニック・ファジーカスが今季限りでの引退を表明 「自分の中に残っているのはあと1年」

2023年9月16日 20:26
【Bリーグ】川崎のニック・ファジーカスが今季限りでの引退を表明 「自分の中に残っているのはあと1年」
ニック・ファジーカス選手(写真:アフロスポーツ)
男子バスケットボール元日本代表で、Bリーグ川崎ブレイブサンダースに所属するニック・ファジーカス選手が、16日に行われた出陣式で23-24シーズン限りでの引退を発表しました。

ファジーカス選手は「今年で引退します。驚きを隠せないファンの方も多いと思いますが、僕自身、川崎で12年間、プロの選手として約17年間プレーをしてきて、自分の中に残っているのはあと1年だと感じました。僕が今日この場所で引退発表をしたかったのは、これまでの12年間、川崎のファンの皆さん、日本のバスケットボールファンの皆さんに支えてもらってきたと思っているからです。だからこそ、子どもたちやファンの皆さんが『最後にもう1回ニックを観に行きたい』とか、『ニック・ファジーカスの最後のプレーを観たよ』というようなことが言えるように、今日の出陣式で発表することを決めました」と、シーズン前に発表した理由を語りました。

そして「最後の1年、僕自身のすべてを懸けてこのチームを頂点に連れていくというのが僕の目標です。引退は僕自身と家族で決めた決断です。去年の終わりくらいから少しずつ考え始め、今年の夏もすごく悩みましたが、最終的にこのような決断に至ったので、ぜひ、日本のバスケ、Bリーグ、川崎のファンの皆さんに僕が最後の1年プレーをし続ける姿と優勝する姿を見届けてほしいと思います。よろしくお願いします」とコメントしました。

アメリカ出身で現在38歳のファジーカス選手は、2007年にNBAのダラス・マーベリックスに入団。12年に来日し川崎ブレイブサンダースの前身となる東芝に入団すると、Bリーグ発足初年度の16年シーズンには初代得点王を獲得。シーズンMVPにも輝きました。

その後18年には日本国籍を取得し、日本代表にも選出。19年には中国で行われたワールドカップ出場に貢献し、本戦では5試合に出場しました。

この引退発表を受けチームの公式インスタグラムは、これまでのファジーカス選手のハイライト動画とともに「ファジーカス選手のこれまでのチームへの多大なる貢献に最大限の敬意を払い『NICK THE LAT』を掲げ、このシーズンをサンダースファミリーとともに駆け抜けていきたいと思います」とコメントを投稿。

SNSではファンから「ニックと最後優勝しよう」「手ぶらで引退させるわけにはいかないですね!」「悲しいけど優勝しよう!」など引退を惜しむコメントが寄せられています。

◆代表歴
2018年6月 日本代表候補選出
2019年9月 FIBA バスケットボールワールドカップ2019 出場
2022年8月 ワールドカップ2023アジア地区2次予選ウィンドウ4 出場

◆これまでの主な受賞記録および達成記録
レギュラーシーズンMVP受賞 2回
リーグベスト5受賞 6回
天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会 大会ベスト5受賞 3回
B1個人通算8,000得点(2022年12月25日達成、B1史上初)
B1個人通算4,000リバウンド(2023年4月12日達成、B1史上初)
※レギュラーシーズンMVPおよびリーグベスト5はNBL・Bリーグを通じての記録
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