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“5盗塁4犠打” 小技で主導権を握った下関国際 浜田に勝利し4年ぶりベスト8進出!

2022年8月16日 12:36
“5盗塁4犠打” 小技で主導権を握った下関国際 浜田に勝利し4年ぶりベスト8進出!
ベスト8進出となった下関国際 (写真:日刊スポーツ/アフロ)
◇第104回全国高等学校野球選手権大会11日目(16日、甲子園球場) 3回戦 (山口)下関国際9-3浜田(島根)

1回表、下関国際はノーアウト2・1塁のチャンスを作ると、3番・水安勇選手がきっちりバントを決めチャンスを広げます。

続く4番・賀谷勇斗選手がフルカウントからの6球目、アウトコース低め・99キロのカーブに食らいつき、2点タイムリーヒット。理想的な形で先制点を奪います。

その裏、先発は初戦で無失点の好投をみせた3年生・古賀康誠投手。しかし先頭の中野拓実選手に対し、制球が乱れ四球を与えます。続くバッターがバントの構えを見せる中、1ボール1ストライクからの3球目。中野選手に盗塁を許し、ピンチを招きます。

それでもここから制球を持ち直した古賀投手、武器のスライダーで空振り三振を奪います。続く3番・4番ともにスライダーで打ち取り無失点に抑えます。

追加点を奪いたい下関国際は2回表。

先頭の6番・赤瀬健心選手がヒットで出塁すると、さらに盗塁も成功。すると浜田の先発・波田瑛介投手がなかなかストライクが入らず連続四球で満塁に。このチャンスに9番・橋爪成選手がサードゴロで1点。続く1番・仲井慎選手がこの試合2本目のヒットで2点を追加。2回までに5点を奪います。

6対0で迎えた7回。下関国際は1点を奪い、なおも2・1塁の場面で送りバントを成功。3・2塁とし7番・森凜琥選手がサード強襲のタイムリー内野安打を放ちます。

この試合で5盗塁4犠打をマークし、浜田にプレッシャーをかけ続けた下関国際。攻撃の手を緩めず9点を奪い勝利し、4年ぶりのベスト8進出です。
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