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賭博でNPB「巨人3選手は無期失格相当」

2015年11月10日 17:47
賭博でNPB「巨人3選手は無期失格相当」

 プロ野球・巨人の3選手が野球賭博に関与していた問題で10日午後、NPB(=日本野球機構)の調査委員会は調査結果報告を発表し、3選手について、無期の失格処分とすることが相当との意見をまとめた。

 NPB調査委員会・大鶴基成委員長「福田選手、笠原選手、松本選手を無期の失格処分とするのが相当である。(野球賭博行為は)多数のファンのプロ野球に対する期待と信頼を著しく損なうものであります」

 この問題は先月5日、福田聡志投手が野球賭博を行っていたことを球団が公表した。さらに、先月21日に行われたNPB調査委員会の中間報告では、福田投手に加えて笠原将生投手、松本竜也投手が野球賭博を行っていたことが明らかになっていた。

 調査委員会はこの調査結果をもとに、3選手や球団に対する処分案を提案し、3選手に対しては、無期の失格処分とすることが相当であるとした。また、巨人に対しては、管理監督上の責任は重いとして、制裁金1000万円を科すのが相当とした。

 今回の調査では、反社会的勢力とのつながりを示す証拠は、認められなかったという。調査委員会では、重要な関係者から十分な協力を得られなかったこともあり、引き続き情報収集などに努めていく方針。