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北の湖理事長、九州場所会場で最後の別れ

2015年11月22日 3:00

 大相撲の元横綱で、日本相撲協会・北の湖理事長の突然の死に、悲しみが広がっている。

 20日、直腸がんによる多臓器不全のため62歳で亡くなった北の湖理事長。その突然の死を悼み、出身地・北海道の壮瞥町にある「横綱・北の湖記念館」には21日、献花台が設けられた。

 また、北の湖理事長は九州場所のため福岡に滞在し、亡くなる前日にも取組を観戦。21日午後、その会場・福岡国際センターに遺体を乗せた車が到着し、ファンたちに最後の別れを告げた。

 その九州場所で36度目の優勝を狙う横綱・白鵬は21日、朝稽古後に報道陣に対応。今場所、自身が繰り出した「猫だまし」へ北の湖理事長が苦言を呈したことについて、「愛のムチというのかな。そういうことであったと思う。誰より力士のことを一番に考えてくれている理事長だったし、かわいがってもらっていましたからね」と話した。

 来月22日、両国国技館で相撲協会葬が行われ、葬儀は近日中に、近親者により営まれる。