◇プロ野球セ・リーグ 阪神2-1巨人(21日、甲子園球場)

巨人と対戦した阪神は初回・2回と1点ずつを奪うと、先発・ウィルカーソン投手が7回3安打無失点の好投。9回に抑えの岩崎優投手が巨人の反撃を1点でしのぎ、2-1で勝利しました。

◇以下、阪神・矢野燿大監督のインタビュー

――最後は1点差、2アウト満塁をよくしのいで逃げ切りましたね？

「もうしびれましたけどね、もうスグル(岩崎投手)を信じて、頑張ってくれっていうね、応援だけでしたけど。よく粘ってくれました」

――先発・ウィルカーソン投手は7回3安打無失点。素晴らしいピッチングでしたね？

「初登板のときもね、すごく良くて。その後は普通なのかなという感じでしたけど。今日は、本当に初登板ぐらいの球の切れ、勢い、コントロール、そういうのがあったなという投球で。リズムを作ってくれました」

――見ていて何が一番よかったか？

「変化球、チェンジアップが一番武器にはなる球種なんですけど、真っすぐがいつもより切れがあって、多く使えたことで変化球が生きたという投球になったと思います」

――中5日の登板。ベンチの起用にも応えてくれた？

「もともと中6日はあまりやっていないピッチャーなので、中5日というのはもしかしたらいいのかもしれないですけど、中5日でもよく投げてくれたというのはこれからも生きるかなと思います」

――打つ方ではマルテ選手がチャンスで一本でましたね？

「まだ本来の状態ではまだまだないと思いますけど。そういう一本一本からね、本当にマルテらしさ、つなぐであったり決めるであったり、そういうバッティングをこれからもしていってもらいたいです」

――(先発捕手の)長坂拳弥選手はセーフティースクイズで追加点でした。

「簡単なプレーではないんですけど、しっかり初球で決めてくれましたし、盗塁もよく刺しましたし、こういう緊張感の中で9回守り切ったというのはね、拳弥もすごく自信になると思います」

――近本光司選手が5試合ぶり、20打席ぶり安打で2安打2盗塁。らしさが出た？

「ウチの野球は近本にかかる比重というか、ポイントになる選手なんでね、チカ(近本選手)が出るというのはこれからも大きくなってくる。どんどんランナーに出て走ってもらいたいです」

――明日は伊藤将司投手が久々の登板となるが？

「今日も全員で何とか取れたんで、まず(伊藤)将司がしっかり投球をしてくれるというのが一番のチームの大事なことになりますけど、その中で1点ずつ取っていけるようにしっかり戦っていきます」

――明日も前売り券完売。満員のファンに向けてひとこと。

「本当にこのようなチーム状況の中でも12球団で一番、タイガースファンのみなさんが球場に来てくれているというのは、僕たちも本当に感謝していますし、その気持ちに応えたい、何とかいい試合を見せたいという気持ちで明日も挑んでいきます。どうか明日も応援よろしくお願いします」