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メンタル問題などを理由に22歳で現役引退を表明 NBAでプレーしたタイレル・テリー「バスケ選手ではない自分と向き合うのは人生初」と前向きな発表

2022年12月17日 15:16
メンタル問題などを理由に22歳で現役引退を表明 NBAでプレーしたタイレル・テリー「バスケ選手ではない自分と向き合うのは人生初」と前向きな発表
22歳で現役引退を表明したタイレル・テリー選手(写真:AP/アフロ)
2020年にスタンフォード大学からNBAのダラス・マーベリックスにドラフト指名された22歳のタイレル・テリー選手が、自身のインスタグラムで「現役引退」を表明しました。

投稿ではバスケをプレーし続けることで自分の精神が削られ、それが身体的な問題を生むようになったことを語る一方で、「バスケ選手」ではない自分と向き合うことについての楽しみについても語られています。

テリー選手は1年目は11試合に出場。期待されていたような成績をあげることができず、下部リーグに送られました。2年目もシーズン終了後に解雇されています。

▽以下、テリー選手のインスタグラムより(抜粋)

きょう、僕は自分のアイデンティティーの中でも大部分を占めるバスケを手放すことにしました。僕が赤ちゃんとして最初の一歩を踏み出したときから僕を導いてくれたもの。すばらしい功績もあげたし、すばらしい思い出も作ってくれたけれど、同時にとても暗い経験もしました。

バスケが僕を育ててくれるのではなく、僕を破壊するものになるところまで来てしまいました。

朝起きて、吐き気をもよおしたり、普通に息ができなくなったり、胸に岩がつまったような感覚になったり。バスケがたくさんのチャンスをくれたことには感謝していますが、こうした症状はほんの一部であって、僕はこれ以上、熱が入らないもののために、戦うことができないと判断しました。

多くの人にとっては僕は破綻した人間、負け犬、才能の無駄遣いかもしれません。バスケに関してはそうかもしれませんが、人生においては最大の失敗が最高の成功につながることもあります。僕は新しい道を歩んでいくのを楽しみにしています。「バスケ選手」ではない自分と向き合うのは人生で初めての経験です。

がっかりさせてしまった人たちには申し訳ないという気持ちでいっぱいです。でも、僕は別の道を歩んでいきます。できれば、その道が幸せにあふれていて、また自分自身を好きになれる道であることを願っています。

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