プロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)が14日から開幕。前日会見では出場3球団の監督がチームのキーマンを挙げました。

3位のDeNA・三浦大輔監督は両リーグ最多タイの16勝をマークした東克樹投手を指名。「しっかりと流れをつくってくれることを期待しています」と信頼を口にします。

また、2位・広島の新井貴浩監督は「普通にレギュラークラスの選手というのは自分の役割をしっかりとCSでも果たしてくれると思っています」と前置きをした上で「その中であえて名前を挙げさせていただくとすると、近本くんの後輩の末包選手ですね。彼はつかんだと言っていましたので、CSでも期待したいです」と、プロ2年目の11本塁打を放った末包昇大選手を指名。阪神の近本光司選手が所属した大阪ガスの後輩にあたる27歳に期待を寄せました。

そしてリーグ王者の阪神・岡田彰布監督は、一緒に会見に参加した近本選手を指名。「キーマンは1回裏、先頭の近本が塁に出たら勝つと思いますね。それだけですね」と会場の笑いを誘います。この発言を隣で聞いていた近本選手は「記者には三振だけはしないようにしようと思うって言ったので、なんとか塁に出られるように頑張ります」と笑みを浮かべました。

セ・リーグのCSは14日からファーストステージが行われ、2位・広島と3位・DeNAがマツダスタジアムで対戦。18日から行われるファイナルステージでは阪神がホーム・甲子園球場でファーストステージの覇者を迎え撃ちます。