2024年度のアメリカ野球殿堂入り投票の結果発表が日本時間24日、行われました。得票率75％という当選ラインをクリアして殿堂入りを決めたのは、エイドリアン・ベルトレイ氏、トッド・ヘルトン氏、ジョー・マウアー氏の3人でした。

メジャーリーグで10年以上プレーし、現役引退後5年以上経過した選手が対象となり、10回までチャレンジできる本賞。2024年度の殿堂入り投票は385人の記者が投票し、当選ラインの得票率75％をクリアするためには289票が必要でした。

一方、歴代6位の422セーブという記録を残しているビリー・ワグナー氏は当選ラインまであと5票足りず、殿堂入りを逃しました。また、今回がラストチャンスだったゲーリー・シェフィールド氏も殿堂入りとはなりませんでした。

366票を獲得し、得票率95.1％を記録したのは、通算3166安打、477本塁打、1707打点、636二塁打の成績を残したベルトレイ氏です。ベルトレイ氏は史上59人目となる有資格初年度での殿堂入りを果たしました。

さらに、ロッキーズ一筋の強打者、ヘルトン氏が得票率79.7％で、ツインズ一筋で活躍した好打の捕手で、3度の首位打者であるマウアー氏が得票率76.1％でともに殿堂入りを決めました。

メジャーリーグで22年間活躍し2689安打、打率.292、509本塁打、1676打点の通算成績を残していたシェフィールド氏は、2015年度から得票率を徐々に伸ばしてきました。今年が最後の殿堂入り投票の対象でしたが、得票率63.9％で惜しくも殿堂入りを逃しました。