◇第92回全日本スピードスケート選手権大会(13日、YSアリーナ八戸)

13日に開幕したスピードスケート全日本選手権の女子1500mで高木美帆選手が優勝しました。

高木選手はこのレースの1周目からフィニッシュまで1位のタイムを記録するも「後半落ちてしまう課題を解決するために前半弱気というか攻めきれないレースが続いたりしていたので、力強い、攻めるレースをするのを一つの目標にしていて、その中で3分の1はできたかな」と自身の滑りにまだ満足していないと話しました。

「攻めていくスケーティングの中でも、効率の良さや力だけでは滑らない、力以外も使って滑るために、そこまで意識が回っていない部分があった。身についていない、無意識でいけるところまでいってない」と自身の滑りを分析します。

明日14日の今季初エントリーとなる女子500mについて「短い距離になっていくので気持ちはシャープに滑りはパワフルにいきたい」と意気込みます。

そして2026年のミラノ五輪については「まだ私の中で自分のスケーティングというところで未完成だと感じているのですこしでも成熟させたい。来シーズンの事考えても不可欠だと思っている。貪欲に勝ちにいくことも持ちつつ自分のスケートということへの完成度を高めていく挑戦もしていきたいと思います」と気を引き締めました。