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バスケ・三屋会長「組織のトップとしての発言は難しい」八村塁の発言問題で取材に対応 渡邊雄太の会見受け声明

2024年12月1日 6:00
バスケ・三屋会長「組織のトップとしての発言は難しい」八村塁の発言問題で取材に対応 渡邊雄太の会見受け声明
JBA三屋裕子会長(写真:アフロスポーツ)
NBAレイカーズの八村塁選手によるバスケ男子日本代表のトム・ホーバスHCに対する発言の件で、日本バスケットボール協会の三屋裕子会長が会見しました。

三屋会長は今回の騒動に対し、「コミュニケーションの改善の余地がある」「海外で活動している選手の窓口を明確にしないといけない」と改善策を説明しました。

現在日本でプレーをしている渡邊雄太選手は今回の件に対して28日に報道陣の前で説明しました。そのことについて三屋会長は「渡邊雄太選手がおととい会見をしました。会見の内容は聞いてはいなかったですけど会見をしたいという要望は我々も知ってはいました。実際に我々も彼の会見を受けて気持ちを知ることができましたし、彼もNBA選手としてやってきて八村塁選手の気持ちも分かる。我々が言えないバランスの中で発言をしてくれたことは非常に彼の思いが伝わりました。彼が言っていたようにコミュニケーション不足があったということを我々もしっかり受け止めて、そごがないようにしたい」とコメントしました。

三屋会長のコメントがこの日になったことについて「私もいろいろ考えていて、組織のトップとして発言はそれなりに重い。これは不祥事でもないしコンプライアンス違反でもない。JBAの会長としてどういう立場で何を言うか私自身悩みました。八村塁選手の発言は当然彼の権利ですし渡邊雄太選手の発言もそうです」と説明。

「私がいつどのように出て行ったらいいのか悩みました。ただ渡邊選手があれだけ覚悟を持って発言してくれて、私も彼らが集中してバスケットができるために、ここでしっかりと組織としての考え方をお伝えして、彼らに集中してバスケットができる環境を作ってあげられるかが私の責任だと思って、お忙しいなか皆さんにお集まりいただいた」と苦悩を明かしました。

「正直私もこの2週間何を話すべきなのかは悩んでいました。皆さんたちの中では『遅い』と言われるのは十分わかっていました。個人として話はできますけど組織のトップとしての発言はなかなか難しい、『いったい何してるんだ』という批判は甘んじて受けますけど、私自身も組織として発言する重さは理解した中で今日皆さんの前で発言させていただきました」と経緯を話しました。
最終更新日:2024年12月1日 6:00
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