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大谷翔平 二塁打出れば“史上初”先発投手がサイクルも「(狙いは)そこまではなかった」5打数4安打1HRの大暴れ

2023年5月16日 11:42
大谷翔平 二塁打出れば“史上初”先発投手がサイクルも「(狙いは)そこまではなかった」5打数4安打1HRの大暴れ
大谷翔平選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
MLB ロサンゼルス・エンゼルス 9-5 ボルティモア・オリオールズ(日本時間16日、オリオール・パーク)

『3番・投手』で先発出場したエンゼルスの大谷翔平選手。この日サイクルヒットを期待させる、5打数4安打1HR3打点の活躍でチームの勝利に貢献。打者として自らを援護し、今季5勝目を挙げました。

大谷選手は1点を追う3回の第2打席、157キロのストレートをライト前に運ぶシングルヒットでチャンスを広げます。

4回、1番のテイラー・ウォード選手、2番のマイク・トラウト選手が続けざまにヒットで出塁すると、大谷選手の第3打席。初球のカーブをとらえると、大谷選手もホームランを確信する反応。推定飛距離139メートルの第9号3ランホームランで、勝ち越しに成功します。

さらに5回、追い込まれてからの7球目、144キロのチェンジアップを右中間に放ちます。テリン・バブラ選手がダイビングキャッチを試みますが打球には届かず、大谷選手は快足を飛ばし2塁を蹴って3塁に到達。3ベースヒットを記録しました。

4イニングを残し、サイクルヒットに王手をかけた大谷選手。先発投手がサイクルヒットとなれば、メジャー史上初の快挙となります。

第5打席はセカンドゴロに打ち取られ、9回の第6打席。外角に投じられた154キロのストレートを流し打ちし、レフト前に落としシングルヒットを記録。

サイクルヒット達成とはなりませんでしたが、この日5打数4安打1HR3打点の活躍。投手としては7回を投げ、5失点。チームも9-5で勝利し、大谷選手は今季5勝目を挙げました。

試合後、インタビューに応じた大谷選手。最終打席に立ったとき、サイクルヒットは頭にあったかと聞かれると「頭にはありました。その前の打席も頭にはありました」と答えつつ、「ただピッチングは思ったようには感じていなかったので、切り替えられずにはいたかなと思います」とコメント。

サイクルヒットへ、二塁打を狙う気持ちがあったかについては「そこまではなかったですけど、まずはコンタクトして1・2塁になればいいなと思っていました」と答えました。

大谷選手は4月28日(日本時間)のアスレチックス戦でも、ホームランが出れば自身2度目のサイクルヒットとなる活躍を見せていました。