◇第6回 全日本BMXフリースタイル選手権（パーク）

BMXフリースタイル・パークの中村輪夢（なかむらりむ）選手(20)が16日（金）から岡山で行われる全日本選手権に向けて意気込みを語りました。

昨年の東京五輪は5位で惜しくもメダルを逃しましたが、5月にフランスのモンペリエで行われたW杯初戦を優勝。

4連覇を目指す全日本選手権でも優勝が期待されます。

――この1年どんな変化があった？
「東京五輪をきっかけにBMXを色々な人に知ってもらえたなというのは感じます。初めてのオリンピックが自国開催で、緊張とプレッシャーも感じましたけど、あの緊張感を超えることはもうないかなと思うので、良い意味で他の大会はリラックスできると思います」

――パリ五輪の目標は？
「東京五輪は、力を出し切れての5位だったら良かったんですけど、全然出し切れなかった。その悔しさをリベンジしたいです。常に新しい技や他のライダーが誰もやってない技に挑戦したいです」

――パリ五輪を目指す戦いも始まっていますが、今の状態は？
「5月のW杯は、今まで参加した世界大会で一番レベルが高い大会でした。決勝に進んだ選手達がみんな高いスコアを出す中で、自分が優勝できたのは自信になりました。11月から五輪の選考も始まるので、できるだけ早いうちに五輪出場を決めたいです。五輪直前は大会に出ずに新しい技を練習して、それを五輪で出したいと思っています」

――全日本選手権の目標は？
「ここは落とせないので、しっかり勝ちにいく。自分の走りが出来れば結果もついてくると信じてやっているので、まずは自分の走りをしたいです」

――自分の強みは？
「ジャンプの高さとセブンツー(720度回る技)のコンボにこだわっています」

――今回は地上波放送（関東ローカル）がありますが、どういう撮られ方が好きですか？
「地上波テレビで放送してもらうのはライダーからしても嬉しいです。空中にいる時にあおってジャンプ台込みで撮ってもらえると高さが伝わるかなと思います」

中村輪夢選手の出場するパーク男子エリートは16日（金）に予選、17日（土）に決勝が行われます。