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八村塁の恩師 高校バスケ界の名将・佐藤久夫さんが死去 八村ドラフト指名時に「体壊さず長くNBAで頑張ってほしい」とエール

2023年6月9日 18:01
八村塁の恩師 高校バスケ界の名将・佐藤久夫さんが死去 八村ドラフト指名時に「体壊さず長くNBAで頑張ってほしい」とエール
高校時代の八村塁選手(左)と佐藤久夫さん(右)(写真:アフロスポーツ)
バスケットボールNBAのロサンゼルス・レイカーズで活躍している八村塁選手などを育てた、仙台大学附属明成高校の監督・ヘッドコーチを務めていた佐藤久夫さんが8日、亡くなりました。73歳でした。

佐藤さんはこれまで八村選手をはじめ、弟の八村阿蓮選手や数多くのBリーガーを育てた高校バスケットボール界の名将です。

2019年、八村選手がNBAドラフトでウィザーズから1巡目9位指名を受けた際には八村選手から「先生本当に感謝してる」と言われ、「私としてはなんもできなかったからそんなこというな。あなたが自分の道を自分で切り開いたんだからそこまでいったんだよ。一緒にバスケットできた3年間を名誉に思う」と返したことを明かし「本当にうれしかったというかね、体壊さないで長く長くNBAというすごい舞台で頑張ってほしい」と教え子の健闘を祈っていました。

佐藤さんは1949年10月18日生まれ。宮城県仙台市出身で日本体育大学を卒業後、1986年に母校の仙台高校に赴任。仙台高校時代はインターハイを1998年に準優勝、国体を2000年に優勝、ウインターカップでは1999年、2000年に連覇するなど輝かしい成績を残しました。

2005年から仙台大明成高校に就任すると、創部わずか5年目の2009年にウインターカップ優勝。八村選手が在籍した2013年から2015年には同大会で3連覇するなど、これまで同校をウインターカップ優勝6回、インターハイ優勝1回と強豪校に育て上げました。