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智辯和歌山が94年ぶりV狙う広島商を撃破 2回に“奇襲”スリーバントスクイズ エース渡辺颯人が8回無失点

2025年3月26日 8:07
智辯和歌山が94年ぶりV狙う広島商を撃破 2回に“奇襲”スリーバントスクイズ エース渡辺颯人が8回無失点
智辯和歌山の絶対的エース・渡辺颯人投手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
◇選抜高校野球2025 第9日目 準々決勝 智辯和歌山(和歌山) 7-0 広島商(広島)〈26日、甲子園球場〉

31年ぶり優勝を目指す智辯和歌山は、1931年大会以来94年ぶりの優勝がかかる広島商に7得点完封勝利。18年大会以来の準決勝進出を決めました。

智辯和歌山はここまでの2試合に先発し13イニング2失点、チームの絶対的エース・渡辺颯人投手が初回から好投。ランナーを出すも打たせて取るピッチングで広島商に主導権を与えず、バックスクリーンに「0」を並べます。

その渡辺投手を援護すべく、打線は初回から奮闘。2試合連続で打点をマークする2年生・山下晃平選手が1アウト1塁からスリーベースヒットを放ち先制点を呼び込むと、4番の福元聖矢選手も続けとばかりにライト前タイムリーヒットをマークし、幸先良く2点を奪います。

さらに2回にも打線がつながった智辯和歌山。先頭バッターの山田凜虎選手が出塁すると、1アウト1、3塁から黒川梨大郎選手が2ボール2ストライクからスリーバントスクイズを敢行。ランナーをかえすとともに、処理のしづらい大きくバウンドしたボールで1塁セーフとします。さらに奥雄大選手が2点タイムリーを放ち、2回までに5得点とその差を広げます。

援護点をもらった渡辺投手は、4回に2アウト3塁とランナーを背負うも、広島商5番の菅太一選手をショートゴロに抑えてピンチを脱出。球数が増えていくなかで迎えた8回2アウト2、3塁の場面もセカンドゴロで切り抜けました。

渡辺投手は8回119球を投げ4安打無失点。最後はリリーフを務める宮口龍斗投手が無失点リレーで締め、智辯和歌山が完封勝利をおさめました。

準決勝は休養を挟んで28日に開催。7年ぶりのベスト4入りを果たした智辯和歌山は、聖光学院対浦和実の勝者と準決勝で対戦します。
最終更新日:2025年3月26日 8:52
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