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仙台育英が夏連覇へ8強入り 大技小技で履正社を下す

2023年8月17日 10:10
仙台育英が夏連覇へ8強入り 大技小技で履正社を下す
先制ホームランでガッツポーズをする仙台育英2年生の鈴木拓斗選手(写真:時事)
◇第105回全国高等学校野球選手権記念大会3回戦 仙台育英(宮城)4-3履正社(大阪)【17日、甲子園球場】

大阪・履正社と宮城・仙台育英の名門校同士の激突。両校2試合連続2桁安打の打線が序盤から動きます。

2回、先行の仙台育英は履正社の先発・増田壮投手(3年)に対して、2アウトから四球で出塁すると、7番の鈴木拓斗選手(2年)がレフトスタンドへ2ランを放ち先制します。

一方、履正社は直後の攻撃。仙台育英の湯田統真投手(3年)から2アウト2塁とし、7番の小川輝選手(3年)がセンター前へタイムリー、続く只石琉人選手(3年)の打席ではランエンドヒットで1塁ランナーの小川選手の好走塁をみせ同点に追いつきます。

履正社はさらに3回、先頭の西稜太選手(3年)がレフトへヒットで出塁。相手の守備がファンブルする間に一気に2塁へ。送りバントで1アウト3塁とし、相手の送球エラーで勝ち越します。

それでも仙台育英はすかさず反撃。4回2アウトから3人の走者をためると、1番の橋本航河選手(3年)がレフトへタイムリー。2塁ランナーもホームへ突入しましたが、ここはレフトの西田大志選手(3年)がホームへ好返球をみせ、逆転とはなりませんでした。

すると点の取り合いから一転、5回からは両校投手陣が踏ん張り3-3のまま試合は進みます。迎えた8回、仙台育英は先頭の湯浅桜翼選手(2年)がライトツーベースを放つと、4番の斎藤陽選手(3年)が送りバントで1アウト3塁の場面。5番の尾形樹人選手(3年)がスクイズを見事成功。この1点を守り抜きました。

守備では4つのエラーがありましたが、豪快なホームランに小技を絡め勝利をつかんだ仙台育英。夏連覇へ、ベスト8に入りました。