体操寺本明日香 4月引退を発表「演技で恩返ししたい」 2度の五輪代表
2011年から日本代表として活躍していた、女子体操の寺本明日香選手(26)が、2022年4月の全日本体操個人総合選手権大会をもって現役を引退することを発表しました。
寺本選手は2011年の東京世界選手権で初めて日本代表入りすると、2012年のロンドン大会と2016年のリオ大会で2回、オリンピックにも出場しました。
今回「4月の全日本体操個人総合選手権大会をもって、現役を引退させていただくことを決意しました」と報告しました。
また、最後の大会に全日本選手権を選んだこととしては「全日本はどれだけ出場しても慣れなくて緊張して、出場のたびに嬉しさや悔しさ、色んな感情を味わい、自分の成長につながった大切な大会でした。そんな毎年のたくさんの思い出の残る大会を私の最後の試合にしようと決めました」として、思いをつづりました。
「現役選手として後悔のないところまでやり続けられるのは、最後までサポートしていただいたミキハウスをはじめ、練習拠点のレジックスポーツ、そして、これまで私に携わってくださった方々、ファンの皆さんのおかげです」と、さまざまな人への感謝の言葉をつづった後、全日本選手権への抱負として「そのすべての方に感謝の気持ちとこれまでの体操人生のすべての想いを込めて、演技で恩返ししたいと思っています。自分の体と心にある最後の力を絞りきって、精一杯の演技を最後までやり遂げます。応援をよろしくお願いいたします」と語りました。
大会に向けて競技に専念をするために、大会前には引退に関する取材は控えさせていただきます。とのことで、引退に関して本人の想いを伝える場は、4月の大会終了後に改めて会見を設ける予定です。