冬季北京オリンピックのフリースタイルスキー男子モーグル、カナダ代表のミカエル・キングスベリー選手(29・カナダ)が1日、日本テレビの取材に応じました。

キングスベリー選手は、前回大会の平昌オリンピックで金メダルを獲得。ワールドカップは9季連続優勝し、昨季は序盤こそ負傷してしまったものの世界選手権では2冠を達成した“優勝候補”の1人で、日本の堀島行真選手や原大智選手らメダルを狙う日本代表にとって最大のライバルです。

絶対王者とも呼ばれるキングスベリー選手。現在のコンディションを聞かれると、「(カナダの)ケベックのようなとても寒い天気。このような雪の状態で滑るのは得意なので、コンディションはとてもいいです」と話し、気温マイナス17度を記録した北京会場の気候にも、自信がある様子を見せました。

また、同じく優勝候補としてあげられている日本の堀島選手に関して問われると、“今日は(堀島)行真の滑りを見ていないので”と前置きをしながらも、「行真はとてもよいライバルです。とても速さがあり、ジャンプもよくいい滑りをする」と評価。

さらに、「僕がベストを出す上で、彼が一番いい影響を与えてくれる」と、刺激を与え合うライバルであると話したキングスベリー選手。「今年、僕たちはともに勝利し、一緒に成長してきた。だから、僕と行真のどっちが勝つか予想できない。とても楽しみです」と話しました。

終始、英語で答えていたキングスベリー選手ですが、最後は日本語で、「ありがとうございます」と日本メディアに感謝の言葉で締めくくり、ミックスゾーンをあとにしました。