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【24日世界戦は開催】ボクシング井岡一翔 半年前の尿検体から大麻成分…基準値は超えず 3年前にも同様事案で審議

2023年6月22日 15:01
【24日世界戦は開催】ボクシング井岡一翔 半年前の尿検体から大麻成分…基準値は超えず 3年前にも同様事案で審議
24日に世界戦を控えるボクシング井岡一翔選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
一般財団法人日本ボクシングコミッション(JBC)は、21日、2022年12月の試合で、前WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔選手の尿検体から、禁止物質の大麻成分THCの代謝物であるTHC-COOHが検出されたと発表しました。

ドーピング検査は、2022年12月31日開催のジョシュア・フランコ選手との「ボクシングWBO・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦」の時に行ったものです。

JBCによりますと、この試合終了後に採取した井岡選手の尿検体から禁止物質のTHCの代謝物であるTHC-COOHが検出されましたが、世界ドーピング防止機構(WADA)の基準値は超えなかったということです。

JBCは、この件に関して、「ドーピング禁止を定める日本ボクシングコミッションルール第97条には違反しなかったと判断した」としましたが、ルール第97条違反以外の各種規程の違反と処分の可能性については検討中としています。

井岡選手は24日にWBAスーパーフライ級タイトルマッチでフランコ選手との再戦を控えていて、所属する志成ボクシングジムは、22日に「その直前にこのような発表がなされることについては、当ジムとして、非常に困惑しているとともに、疑義を有さざるを得ない」とコメントをしています。

志成ジムによりますと、JBCから1月4日の陽性結果について通知されたのは5月26日で、すでにフランコ選手との再戦は決定していました。また、2020年にも同様に検査で一部禁止物質の陽性反応が出て審議入りされたことに触れ「今回も、井岡の潔白を証明していく」としています。

一方、日本プロボクシング協会は「昨年末の事象につきその半年後に、しかも同選手の新たな試合の直前に、このような発表をした点に大変困惑している」としたうえで、「緊急理事会などを通じて、発表についての詳細な説明を求める」としています。

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