キックボクシングと総合格闘技で47戦無敗の“神童”那須川天心選手が9日、ボクシングデビュー戦から一夜明け、会見を行いました。

8日のボクシングデビュー戦、那須川選手は日本バンタム級2位・与那覇勇気選手と対戦。第2ラウンドでダウンを奪うと、相手を圧倒。3-0の判定勝ちで実績通りの実力を見せつけました。

デビュー戦は「全てが違った」と語る那須川選手。その夜はあまり寝れなかったといいますが「ダメージの感じ方が違った。いつもだったら足とかすねが痛いとなるんですけど、足が全然痛くないし。パンチもほぼもらっていなかったので顔のダメージはなかった。ほぼダメージ0で迎えられてホッとしている」と語りました。

試合後、映像で自身のボクシングを振り返ったという那須川選手。「見ていて『意外とちゃんとボクシングができている』と自分の中で思いました」と“ボクサー・那須川天心”へ確かな手応えをつかめた様子。

「練習でやってきた動きの通りに動けていた。もっとここは攻めれたとかこういう所でパンチを打とうとか、課題を見つける目線で動画を見ていた」と新たな課題も見いだしたといいます。

「デビューはしっかりできたと思う。強い選手と戦いたいというのがあるので、強さを求めて。強いと言われている人を全員倒せるようにやっていきたい」と今後の意気込みを語りました。