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高橋由伸x奥川恭伸 今季は「間隔詰めて投げる」と「2桁勝利」を目指して

2022年3月29日 16:30
高橋由伸x奥川恭伸 今季は「間隔詰めて投げる」と「2桁勝利」を目指して
2月のキャンプ時に(左)奥川恭伸投手にインタビューする(右)高橋由伸さん

日本テレビの野球解説者、高橋由伸さんがヤクルトの奥川恭伸投手を直撃しました。

2月のキャンプ中に行われたインタビューでは、20歳の奥川投手に昨季の投球について、そして今季の目標について聞きました。


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高橋さん
「昨シーズンは9勝。振り返ってどうでした?」

奥川投手
「昨年は中10日で1年間使ってもらったんですけど、その中でこう、自分が目標としていた数字よりも上の数字を出せたので、自分が思っていた2年目のシーズンよりもよかったのかなと思います」

高橋さん
「フォアボールを出さないという印象がある。そのあたりはどう思ってますか?」

奥川投手
「小さい頃から無駄なフォアボールっていうのはなるべく少なくしたいなという思いがずっとありました。その意識が今にも、昨年のシーズンにもつながったのかなと思います」

高橋さん
「僕は野手だったので、野手からすると非常に守りやすいし、攻撃もしやすいピッチャーかなと思う。昨年クライマックス(シリーズ)で巨人戦で98球で初完封。これは会心のピッチングなのかな?」

奥川投手
「そうですね。あの舞台、クライマックスの初戦っていう大事な舞台で、自分の力をしっかり出せたっていうところはすごくよかったなと思います。その100球以内、98球っていうのはとても良い数字だったというか、普段から少ない球数でっていうのは心がけているので、よかったかなと思います」

高橋さん
「球数少ないっていうのは、フォアボール出さないっていうのにもつながっていると思う。組み立ての部分でもどんどんストライクを取っていこうと思っている?」

奥川投手
「どんどんストライクを取って、なるべく自分が有利なカウントで進めたいなっていう思いをいつも持って投げているので、それが良い結果につながってくれたと思っています」

高橋さん
「クライマックスも日本シリーズも両方初戦っていう大事なところを任されたと思うが、そこに対する気持ちはどうだった?」

奥川投手
「プレッシャーだったり、緊張感だったりっていうのは、なかなかシーズン中では味わえないものでしたし、その中でも楽しさというか、すごく大事な試合で投げるやりがいみたいなのを感じることができたので、今年もそういう戦いをしたいなと思いました」

高橋さん
「日本一になって気持ちの変化はあった?」

奥川投手
「日本一になってみて、本当にあまり実感がわかなかったですし、今でも少ないんですけど、そのクライマックス、日本シリーズの経験っていうのは本当に自分にとって大きなものになったと思うので、2年目でなかなか経験できるものじゃないと思いますし、本当に早い段階で経験させてもらえてよかったなという感じです」

高橋さん
「2年終わって3年目。これから将来的に目指したいところ。具体的に目標としている投手は?」

奥川投手
「目標としているというか、理想の形っていうのは、ぼんやりとは持っているんですけど、なかなか言葉にして説明するのは難しいですね」

高橋さん
「そうなんだね」

奥川投手
「でもなんとなくこうなりたいなっていうのはなんとなくイメージとしては持っています」

高橋さん
「自分の中ではそこに向かって1つずつ近づけば良いかなっていう感じかな」

奥川投手
「はい」

高橋さん
「3年目の今年の目標は?」

奥川投手
「今年は当然、間隔も詰めて投げたいなって思うし、去年はイニング数がちょっと少なかったので、今年はイニング数を増やすというところです。あとは昨年は9勝止まりだったので、2桁っていうところを目指して頑張りたいなと思います」

高橋さん
「期待して見ています。奥川くんの数字が上がれば2連覇も近づくと思うので、ぜひ頑張ってください」