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巨人“延長11回に3失点” 7回代打・中田翔ホームランも実らず 首位阪神は6連勝貯金『20』

2023年8月9日 21:43
巨人“延長11回に3失点” 7回代打・中田翔ホームランも実らず 首位阪神は6連勝貯金『20』
ブリンソン選手のフェンス直撃は単打 巨人・原辰徳監督は苦笑い(キャプション:日テレジータス)
プロ野球セ・リーグ 阪神5-2巨人(9日、東京ドーム)

巨人は先発のグリフィン投手が好投。初回先頭打者の近本光司選手にヒットを打たれますが、その後は2者連続三振。ストレートとカットボールを中心に阪神打線に的を絞らせず。テンポのいい投球で6回まで7奪三振無失点と阪神打線を抑えます。

グリフィン投手を援護したい打線ですが、阪神の先発ビーズリー投手を打ち崩せず。5回には6番ブリンソン選手がフェンス直撃の当たりを放つも、全力疾走を怠りシングルヒット止まり。両チーム無得点のまま、6回まで0-0となります。

均衡が破れたのは7回、巨人はグリフィン投手が四球とヒットで1アウト1、2塁とされるピンチ。この場面で7番梅野隆太郎選手にタイムリーヒットを許し失点します。

するとここから試合は目まぐるしく動く展開に。その裏、巨人は2アウトランナーなしから6番ブリンソン選手が左中間へのフライ。しかし阪神のセンター近本光司選手とレフト島田海吏選手が交錯し、捕球を試みた島田選手がつかめず落球。2アウト2塁とすると、ここで原辰徳監督は代打・中田翔選手を起用。阪神2番手・桐敷拓馬投手の2球目のストレートを完璧に捉えた中田選手の13号2ランHRで、巨人は2-1と逆転に成功します。

しかし粘りを見せる首位阪神。8回に2番中野拓夢選手が巨人2番手・鈴木康平投手のスライダーをライトスタンドへ運ぶ2号ソロHR。試合を2-2の振り出しに戻します。

試合は互いに譲らず延長11回に突入。チャンスを作ったのは阪神。巨人5番手・ビーディ投手がノーアウトから四球とヒットで1、3塁のピンチを招きます。その後島田海吏選手をアウト、佐藤輝明選手を申告敬遠で1アウト満塁。ここから梅野隆太郎選手にセンターへはじき返されると、木浪聖也選手には2点タイムリー2塁打を浴び3失点。延長で力つきた巨人は阪神に連敗を喫しました。一方の阪神は6連勝、8月は7勝1敗と好調な状態が続いています。