◇レスリング世界選手権 5日目（14日、セルビア・ベルグラード）

レスリングの世界選手権 女子50キロ級で須崎優衣選手が圧巻の強さで3度目の優勝です。

須崎選手は今大会、決勝までの3試合で1ポイントも奪われない完璧な内容で勝ち上がります。決勝ではモンゴルの選手と対戦。大技で4点を先制すると、その後は相手をマットに押さえつけ、フォール勝ちに持ち込みました。これで海外選手との連勝記録を74に。

「第一人者になりたくてやってきた。私はレスリングが大好きなのでもっともっと見たことがない景色をみるために強くなっていきたいと思います」

須崎選手は来月17日からスペインで行われるUー23世界選手権への出場を明言。各年齢カテゴリーの世界選手権で世界女王に輝いた須崎選手ですが、U-23にはまだ出場していません。

「Uー23だけまだワールドタイトルをとれていない。絶対優勝して、カデット、ジュニア、Uー23、世界選手権、オリンピックの5タイトル全てとりたいと思います」

練習の虫として知られる須崎選手。「今回の試合で感じたこともあるので、早く日本に帰って練習してもっと強くなりたいと思いました」と意欲を燃やしていました。

▽須崎優衣選手 世界大会戦歴
世界カデット選手権 2014年、2015年、2016年 優勝
世界ジュニア選手権 2018年、2019年 優勝
世界(シニア)選手権 2017年、2018年、2022年 優勝（2021年は出場せず）
オリンピック　2020年東京大会 金メダル