フィギュア団体 IOCがアメリカと日本にトーチ贈呈検討 JOCも提案受け入れ
北京オリンピックのフィギュアスケート団体で優勝したカミラ・ワリエワ選手のドーピング問題で、大会中にメダルを受け取れない3位の日本などに対し、聖火トーチを贈呈する案が浮上していることが分かりました。
ワリエワ選手は団体戦で、ロシアオリンピック委員会の金メダルに貢献しましたが、その後、12月のドーピング検査で陽性反応が出たことが分かり、IOC=国際オリンピック委員会は大会中のメダル授与式を行わないことを決めています。
こうした中、AP通信によると、メダルを受け取れずにいる2位アメリカと3位日本に対し、IOC側が「問題解決までの記念品」として、聖火トーチの贈呈を検討しているということです。
これについて、IOCはきょうの定例会見で、「バッハ会長が昨夜、アメリカのチームと協議した」と明かしたうえで、日本については「JOC(=日本オリンピック委員会)がIOCの提案を受け入れた」と説明しました。
JOCもNNNの取材に対しそれを認めています。
ワリエワ選手はショートプログラム、トップで今夜のフリーに進みましたが、もし個人戦で上位3位に入ってもメダル授与式は行われないことが決まっています。