MLBの公式サイトは日本時間9日、球団幹部の多くが大谷翔平選手はドジャース移籍を予想していることを発表しました。

今季、打者として打率.304、44本塁打、95打点を記録し、日本人初のMLBで本塁打王を獲得した大谷選手。投手としても10勝5敗、防御率3.14を記録し、2度目のMVP獲得も期待されていますが、中でも注目されているのがFAの動向。

現在MLBはアリゾナ州スコッツデールでGM会議が行われており、ドジャース、ジャイアンツ、メッツ、レッドソックス、マリナーズ、レンジャーズ、カブスなどが移籍先候補として挙げられています。

MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者はアンケートを実施し、回答を得た14人の球団幹部中10人がドジャース移籍を予想したと言います。

あるナ・リーグの球団幹部は「ドジャースがある選手に夢中になったとき、彼らは必ずその選手を獲得する。大谷が別のチームと契約するようなことがあったら驚きだよ」と、エンゼルスと同じロサンゼルスに本拠地を持つドジャースに大谷選手が移籍することを予想しました。

ドジャースを選ばなかった4人は、他のチームを選んだわけではなく、右ひじの手術で来季投げられなくなったことなどを踏まえ、「（どこに移籍するか）本当に分からない。怪我をしたことで分からなくなった」とコメントしました。

そしてほとんどの球団幹部の意見が一致したのは、大谷選手が総額5億ドル（約750億円）を超える契約を結ぶ点。

あるア・リーグの球団幹部は「世界的に有名な野球選手だ。フィールド内でのインパクト以上の価値を創造できる」と指摘。別のア・リーグの球団幹部は「ケガをする前は7億ドル（約1050億円）の契約もありえると思っていた。ケガをしてしまったが、争奪戦に大きな影響があるとは思わない。多くのチームが獲得に乗り出すだろう」と話しました。