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「(打てなかった)昨日の試合は一生忘れられないと思う」巨人・坂本勇人 「すごい試練来たなって感じで打席に」

2024年9月25日 15:16
「(打てなかった)昨日の試合は一生忘れられないと思う」巨人・坂本勇人 「すごい試練来たなって感じで打席に」
巨人・坂本勇人選手(画像:日テレジータス)
プロ野球セ・リーグ 巨人1-0阪神(23日、甲子園球場)

7回、巨人の吉川尚輝選手と岡本和真選手が連打でノーアウト1、3塁の形を作ると、当たっていなかった大城卓三選手の代わりに阿部慎之助監督が打席に送ったのは、前日に3度チャンスで打てていなかった坂本勇人選手でした。

カウント2-2からの外角へのまっすぐをうまく打ち返し、ライト前に落としました。これで吉川選手がかえって、1-0と巨人が阪神の高橋遥人投手から先制点をあげました。

「すごい試練来たなって感じで打席に立ちましたけど、きょうはいい結果出たんでよかったです」

試合後、報道陣に囲まれた坂本選手。前日22日の試合では、3度のチャンスでことごとく凡退と、悔しい結果となっていました。

「きのうのああいうのは、野球人生の中でも、あそこまで苦しいのは経験したことなかったし、また、ああいう場面で回してくれた...こういう場面で回ってきたなと感謝の気持ちを持ちながらというか、何とかしないといけないと一心でしたね」

この日の1本は2410本の安打の中でも記憶に残るものになるのでは?と聞かれると、「きょうの打席よりもきのうの打席の方が残ると思う」とすかさず否定。

「きのうの試合は一生忘れられないと思う」と続けました。22日の試合後には「情けないなと思いながら」過ごしたと明かした坂本選手。そんな自分に期待を寄せてくれる阿部監督の思いになんとか応えたい、と思っていても、応えられていない、という気持ちも今季は何度も感じていたそう。

「きょうはいい結果が出てよかったです」と幾分かスッキリした表情で語った坂本選手。優勝マジックは残すところ「4」です。