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町田ゼルビア“初のJ1昇格” 黒田監督「町田の歴史を変えるために気持ちをこめて戦ってくれた」

2023年10月22日 15:27
町田ゼルビア“初のJ1昇格” 黒田監督「町田の歴史を変えるために気持ちをこめて戦ってくれた」
就任1年目でJ1昇格を果たした町田・黒田剛監督(写真:日刊スポーツ/アフロ)
J2第39節 町田3-0熊本(22日、えがお健康スタジアム)

J2首位を走るFC町田ゼルビアが勝利し、初のJ1昇格を決めました。

昨季は15位、今季高校サッカーの名門、青森山田高校から黒田剛監督が就任し快進撃を続けた町田。勝てば他チームの結果に関係なく昇格が決まる一戦で前半44分、青森山田の教え子MF宇野禅斗選手が強烈なミドルシュートを突き刺し先制。さらに後半7分にはMF高橋大悟選手の左足で追加点を奪い、リードを広げました。後半16分には下田北斗選手が試合を決める3点目。アウェーで快勝し、J1への切符を自力でつかみ取りました。

勝利の瞬間、黒田監督は両手を上げてガッツポーズ。そして選手とサポーターはこの快挙に喜びを爆発させました。J1昇格に黒田監督は「きょうピッチに立った選手だけでなく、ベンチ外も含めて1人たりとも離脱することなく、チームの勝利のために誠実に向き合ってくれた。仲間のために走りに走って、J1昇格という町田の歴史を変えるために気持ちをこめて戦ってくれた」と選手たちに称賛の言葉。

またプロクラブ初の指揮については「日々不安と背中合わせで、毎晩眠れない日も続きましたけど、(青森山田高校での指導)28年があったからこそ、今年1年のチャレンジができたと思います。青森山田の学園の方々も含めて、感謝したいと思います」と話しました。