船木和喜「小林陵侑は1回でカバーできる」2回目の横風を受けてのリカバリーを絶賛
小林陵侑選手の技術を船木和喜さんも絶賛 【写真:新華社/アフロ】
北京五輪スキージャンプ・男子ノーマルヒルで金メダル、ラージヒルで銀メダルを獲得した小林陵侑選手。2月12日放送の「Going!Sports&News」では、長野五輪金メダリストの船木和喜さんが小林選手のジャンプを分析しました。
1回目のジャンプはヒルサイズ(140m)を越える142mの大ジャンプ。船木さんは「非常に完璧に近い状態。空中で全く動かないできれいに飛んでいる」と絶賛。
さらに「小林陵侑選手はO脚、ジャンプ選手はO脚が有利で、脚が開くと板がまっすぐになる」と特長を生かしたジャンプだったと話しました。
トップで迎えた2回目は、138m。1回目より大ジャンプにならなかった理由については。
「2回目は空中でスキー板がローリングをした原因を、1本目と異なる横風があったのでは」と推測しました。実際に空中で右足の板が大きく揺れましたが、ここに小林選手の卓越した技術が詰まっていると言います。
「一瞬起きてしまったローリングを抑えようとすると、逆に反動でまた揺れてしまいます。(多くの選手は)2、3回揺らしてストンと落ちてしまうのですが、小林選手は1回でカバーできている。“空中の能力が高い”ことを、世界中に知ってもらうことができた」と話しました。
小林選手も試合後のインタビューでは、「2回目空中でバタついちゃった気がしたんですけど、自分のできることはできたんで、すごく良かったかなと思います」とコメント。世界最高峰の技術によるリカバリーが、銀メダル獲得につながりました。
1回目のジャンプはヒルサイズ(140m)を越える142mの大ジャンプ。船木さんは「非常に完璧に近い状態。空中で全く動かないできれいに飛んでいる」と絶賛。
さらに「小林陵侑選手はO脚、ジャンプ選手はO脚が有利で、脚が開くと板がまっすぐになる」と特長を生かしたジャンプだったと話しました。
トップで迎えた2回目は、138m。1回目より大ジャンプにならなかった理由については。
「2回目は空中でスキー板がローリングをした原因を、1本目と異なる横風があったのでは」と推測しました。実際に空中で右足の板が大きく揺れましたが、ここに小林選手の卓越した技術が詰まっていると言います。
「一瞬起きてしまったローリングを抑えようとすると、逆に反動でまた揺れてしまいます。(多くの選手は)2、3回揺らしてストンと落ちてしまうのですが、小林選手は1回でカバーできている。“空中の能力が高い”ことを、世界中に知ってもらうことができた」と話しました。
小林選手も試合後のインタビューでは、「2回目空中でバタついちゃった気がしたんですけど、自分のできることはできたんで、すごく良かったかなと思います」とコメント。世界最高峰の技術によるリカバリーが、銀メダル獲得につながりました。