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大谷翔平がメジャー7年目で松井秀喜に並ぶ通算175本塁打に到達 第1号は“メジャーの洗礼”も メモリアル弾を振り返る

2024年4月13日 11:38
大谷翔平がメジャー7年目で松井秀喜に並ぶ通算175本塁打に到達 第1号は“メジャーの洗礼”も メモリアル弾を振り返る
MLB175本塁打を放った大谷翔平選手(写真:AP/アフロ)

◇MLB ドジャース-パドレス(日本時間13日、ドジャー・スタジアム)

大谷翔平選手がパドレス戦の初回に今季第4号ホームランを放ち、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜さんのもつメジャー通算175本塁打に並びました。

2018年に記念すべきメジャー1号ホームランを打ってから1本ずつ積み上げてきましたが、節目のホームランは、いつ、どういう状況で飛び出したのでしょうか?大谷選手のメモリアルホームランを振り返ります。

■「8番・指名打者」で記念すべき第1号もメジャーの洗礼を受ける

大谷選手がメジャーで初ホームランを放ったのは、「8番・指名打者」で出場したメジャー2試合目の2018年4月3日(日本時間4日)のインディアンス戦(現ガーディアンズ)。エンゼルスの本拠地であるエンゼル・スタジアムで行われた試合でした。

初回、2アウト2、3塁の場面で打席に入った大谷選手。6球目をはじき返すと打球はセンター方向へ。これがスタンドに入り、メジャー初ホームランとなりました。

しかし、喜んでベンチに戻ってきた大谷選手ですが、チームメートは何事もなかったかのように知らんぷり。

大谷選手が、ハイタッチを求めたり、“祝ってよ”と言わんばかりに選手の肩をつかむと、そこでやっと全員に祝福されました。

これは、メジャー恒例の「サイレントトリートメント」といい、新人の第1号本塁打に対してわざとチームメートたちが無関心を装う儀式でした。

メジャーの洗礼を受けた大谷選手の記念すべき一発となりました。

■現地実況も「スゴイ!」と祝福 日本人選手最速で通算100号を達成

大谷選手のメジャー第100号が生まれたのは、2022年5月14日(日本時間15日)のアスレチックス戦。

ダブルヘッダーとなった2試合目で大谷選手は「3番・指名打者」で出場しました。その第3打席、真ん中に入ったシンカーをすくい上げ、メジャー通算100号ホームランを放ちました。この一発に現地の実況は日本語で「スゴイ!」と祝福。

日本人選手のメジャー通算100号は松井秀喜さん(175本)、イチローさん(117本)に続き3人目で、通算459試合目(投手のみでの出場を含む)の達成は日本人最速の記録となりました。

■1試合2発で“レジェンド”イチローさんに並ぶ

大谷選手が、イチローさんの持つ117本に並んだのが、2022年8月4日(日本時間5日)のアスレチックス戦。

「2番・指名打者」で出場すると、第1打席、左中間へ通算116号ホームランを放ち、イチローさんの持つ記録まであと1本とします。

さらに、7回の第4打席。今度はライト方向にこの日2本目となる一発を放った大谷選手。これでイチローさんの持つメジャー通算117本塁打に並びました。

■通算150本塁打は“確信歩き”の特大アーチ

大谷選手が150本目のホームランを放ったのは、記憶も新しい去年の6月17日(日本時間18日)のロイヤルズ戦。

「2番・指名打者」でスタメン出場すると、7回、1アウトランナー無しの第4打席。初球をセンター方向に放った瞬間、歩きながら打球の行方を追った大谷選手。飛距離133メートルの特大アーチでメジャー通算150本塁打を達成しました。

パドレス戦でメジャー通算175本塁打に到達し、松井さんに並んだ大谷選手。現在29歳ですが、これから何本のアーチをかけるのか、期待が膨らみます。

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