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陸上女子100m14歳の三好美羽「私の選択で先生たちの非難が...」中学日本記録保持者がSNSで訴え ケガ抱え全中に出場した経緯を説明

2024年8月26日 10:38
陸上女子100m14歳の三好美羽「私の選択で先生たちの非難が...」中学日本記録保持者がSNSで訴え ケガ抱え全中に出場した経緯を説明
女子100m中学日本記録保持者の三好美羽選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)※写真は6月の日本選手権
陸上女子100メートル中学日本記録保持者である14歳の三好美羽選手(広島・神辺西中3年)が25日、自身のSNSを更新。今月福井で行われた全日本中学陸上選手権にケガを抱えながらも出場した経緯を明かしました。

三好選手は先月6日、広島県内の大会で11秒57の日本中学記録をマーク。土井杏南選手(当時、埼玉・朝霞一中)の11秒61を14年ぶりに更新しました。

全日本中学陸上選手権で優勝を目指しましたが、予選の前のウオーミングアップで足を負傷。指導者たちは棄権を勧めましたが、「後遺症にならず走れるなら頑張ろうと思っていました!」と出場を決意。20日の決勝では12秒10のタイムで2位で、三浦采桜選手(鶴岡AC・3年)が0秒04差で優勝を飾りました。

三好選手は自身のSNSで「全中で究極の選択をする事になりました!今私の選択で先生たちの非難が酷くDMが沢山きています」と涙の絵文字とともに告白。

「出場するか選択する時、信頼しているトレーナーさんから、後遺症が残る事はなく、先生たちからも今の状況や今後の将来の説明があって、最後によく考えて自分の意思で出場しました」とケガを抱えながらも出場を決意した経緯を説明しました。

また「全中出場は最後の最後まで悩みました。その時の私には、欠場する事の方が負ける事はなく楽に思えました!でもきっといつか凄く後悔する日が来る!そして自分が成長するには、ここで逃げてはいけないと思い出場しました」と思いを記しました。

一方で、「怪我をして走る事が凄い事ではなく、怪我をしない事が大切な事です。もし怪我をしてしまったら、後遺症にならない事を1番に考えて、今の事や将来の事を先生や親とよく相談して出場するか決めて下さい!」と呼びかけ、「私が選択した事で先生たちや他の人にも迷惑をかけてしまっています。本当にすみません。でも簡単に出した答えではなくて、その時全てを聞いて自分が成長するために、何が必要かよく考えて選択した、私の究極の選択でした!!」と自身の複雑な心境をつづりました。

また「皆んな全力で走りその結果優勝したのは三浦選手です!優勝おめでとうございます」と競い合った勝者の三浦選手を祝福しています。