マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチローさんは14日、都内で行われた『ワコール「Team CW-X」発足 イチローさんキャプテン就任記者発表会』に登壇しました。

この日キャプテン就任によって、社長から特大サイズの名刺が贈られたイチロー選手。それに伴い実は今まで名刺を持ったことがないというエピソードを明かしました。

MCからは「イチローさんのことはみんな知っていますよ」と名刺不要だとツッコミをを受けたイチローさんでしたが、「そんなことないと思いますよ」と否定すると、「この間ね、高校野球の指導に行った時に、彼らもちろん知ってくれていました。でもリアルタイムで知っていたかというと半分は知らなかったです。僕が学校に来ると聞いたときに、それで調べて、こういう選手なんだと知った子供たちが半分以上だったと思います」と最近あった出来事を明かしました。

「野球をやっている子ですらそうなので。野球をやっていない高校生、もっと下の中学生、小学生、知らないでしょと思いました。ちょっとショックでした」と苦笑いで話しました。

また、最近気持ちが整った出来事を問われると、「最近感じるのは高校生の指導に行くことが今年で4年目になるんですけど、彼らと向き合っているとき、彼らとお話ししているとき、一緒に動いているとき、整いますね」と回答。

「体は疲れます。でも、大人って面倒くさかったりするじゃないですか。大人の邪気ってきっとあるから、それを彼らに整えてもらっているようなそんな感覚があります」と語りました。