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早川投手 楽天・石井GMから指名挨拶

2020年11月10日 19:47
早川投手 楽天・石井GMから指名挨拶

早稲田大学の早川隆久投手は10日、楽天の石井一久GMから指名の挨拶を受け、「大学野球も一区切りついてやっと新たな一歩を踏み出すスタートラインに近づいているのかなと感じています」と語りました。

8日の東京六大学野球秋季リーグの最終戦は、伝統の早慶戦。早川投手にとって、勝てば優勝となる大一番は劇的な一戦となりました。

早稲田大学1点ビハインドの8回。2アウトながらランナー1塁3塁のピンチの場面で、早川投手がマウンドに上がります。これ以上の失点は許されないこの状況の中、打球はレフトの後方へ上がりますが、レフトが打球に追いつくファインプレーを見せ、味方の守備に助けられた早川投手。無失点でこのイニングを抑えます。

迎えた9回表、早稲田大学の攻撃。2アウトとあとがない状況の中、ヒットでランナーが出ます。ホームランが出れば逆転の場面で、バッターボックスには2年生の蛭間拓哉選手。打球はセンターバックスクリーンに飛び込む逆転ツーランホームラン。早稲田大学は土壇場で試合をひっくり返します。

そしてその裏、早川投手は、最後のバッターを空振り三振に抑え、激戦に終止符を打ちました。

早川投手は、チームの5年ぶりの優勝に貢献。有終の美を飾った、エースの目には涙があふれていました。

その大学No.1投手に楽天石井GMから「僕の願望として楽天カードの表紙の顔になっていただきたい。ヴィッセル神戸だったらイニエスタ選手がなっていますけど、イーグルスからだったら早川選手になっていただけるぐらい活躍してほしい。」と「指令」が出ました。

球団の期待を一身に受ける早川投手は「チームの勝利に一つでも貢献できる選手になれればと思っている。(メッセージに)輝けというふうに書いてあったので、自分もその言葉通り輝けるような選手になれればと思ってます」とコメント。大学No.1投手は新たな舞台に挑みます。

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