ラグビー日本代表・姫野和樹 肉体の原点「超熱血!地獄のトレーニング」 同世代・大谷翔平から刺激「ご飯行った時も野球の事ばかり」
■超熱血トレーナーによる「地獄のトレーニング」
現在187センチ、112キロと鍛え抜かれた肉体を持つ姫野選手、その原点が高校時代。1年生の時には90キロだった体重が3年間で105キロと15キロもアップ。指導してくれたのはボディービル日本2位の実績を持つ野沢正臣トレーナー、ラグビーは未経験です。
今回、姫野選手の母校・中部大学春日丘高校を取材すると、まるでウエイトリフティング部かのようにバーベルを持ち上げる選手たち。180キロのバーベルを担ぎスクワットするのは当たり前の光景だそうです。さらに姫野選手の肩の筋肉を作り上げたのがショルダープレス。バーベルを繰り返し持ち上げ、軽いバーベルからスタートし徐々に重さを増やしていきます。野沢トレーナーいわく、肩の筋肉を鍛えることで首が強くなるので、ケガをしにくくなるそうです。
■一番自信のある体のパーツは「脚」例えるなら「手羽先」
姫野選手が所属するトヨタヴェルブリッツのファン感謝デーを取材すると、姫野選手の魅力についてファンは「にじみ出る面倒見の良さそうな感じ」「人懐っこい大型犬のようなイメージ」「人間性」と姫野選手の人柄をあげる中、こんな意見も。
(ファン)「姫ちゃんは脚。筋肉のつき方っていうのは男らしさが出る部分」
(質 問)「例えるならどんな脚?」
(ファン)「手羽先」
姫野選手の「脚」を大絶賛!
姫野選手自身も一番自信がある体のパーツに「脚」をあげています。「デカくて強いですね。タックルにも生かされますし、どのプレーでも脚ってすごく大事で、脚の筋肉、脚の爆発力がないとダメ」と持ち味である突破力にも生かされているといいます。
■同じ94年生まれ 同い年・大谷翔平選手から刺激
昨シーズン、メジャーリーグでMVPを獲得した二刀流・大谷翔平選手とは1994年生まれで同学年です。
(姫野選手)「テレビで活躍を見るだけで、負けられへんなっていう。大谷翔平も刺激しかないですね」
(質 問)「大谷選手から刺激を受けたことって何かありますか?」
(姫野選手)「1度ご飯行った時も本当に野球のことばかり考えて向上心がすごく高かったし、そういった意味ではすごく刺激をもらいました。(大谷選手だけでなく同じ94年世代のアスリートは)みんなどんどん海外出たりとかオリンピックで活躍したりとかしている中で、ラグビーの94年世代は何をしてるんだってなりたくないし。そういった意味ではやっぱり海外に挑戦して、ラグビーの話題を少しでも多く届けたいなっていうのはありましたね」
姫野選手は2021年シーズン、世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」に挑戦。ニュージーランドのハイランダーズでプレーし、新人王を獲得する快挙を成し遂げました!
(姫野選手)「スーパーラグビーでの経験というのは自分の中で大きな自信になりましたし、自分の自信がブレないぐらい確固たる自信をつけれたっていうのはすごくプラスに働くと思いますし、それだけの精神状態の中でラグビーをやっての成長、自分でも苦しみながらも成長できたっていうところで、やっぱ精神的な余裕っていうのもありますし、来年のワールドカップではいきると思いますね」