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勝利目前でまさか 卓球・張本選手初戦敗退

2020年11月19日 20:32
勝利目前でまさか 卓球・張本選手初戦敗退

ITTF(国際卓球連盟)ファイナル(中国・鄭州)が19日に開幕。東京五輪の代表に内定している、張本智和選手と石川佳純選手が1回戦で敗れる波乱が起きました。

例年であればワールドツアーの年間成績上位選手が出場し、王者を決める「ITTFグランドファイナル」が行われていますが、今年は、新型コロナウイルスの影響で、ツアーが中断したため開催されず、今回は世界ランキング上位16人が出場する「ITTFファイナル」として行われました。

日本男子のエース・張本選手(世界ランキング4位)は1回戦でチャンウジン選手(世界ランキング18位・韓国)と対戦しました。

今月15日、およそ8か月ぶりに出場した国際大会で、銅メダルに輝いた張本選手は、フォアハンドで相手を揺さぶり、強烈なショットを決めるなど2ゲームを先取します。

第3ゲームは失いますが、キレのあるカウンターショットなどでポイントを重ね、第4ゲームを奪い、ゲームカウント3-1とします。

張本選手の勝利がかかった第5ゲームでも流れを崩さず、10-8とし、マッチポイントを迎えます。しかし、勝利目前でミスが重なり、逆に勢いに乗った相手に4連続ポイントを奪われるなど、10-12で第5ゲームを失います。

張本選手は、その後も流れを引き戻すことができず、ファイナルゲームまでもつれた試合は、3-4で逆転負け。まさかの初戦敗退となりました。

女子シングルスでは、こちらも東京五輪の代表に内定している石川佳純選手(世界ランキング9位)が、ソヒョウォン(世界ランキング23位・韓国)選手と対戦しました。

10日前に対戦し、石川選手がストレート勝ちした相手でしたが、粘り強いプレーに苦しめられ、1-4で敗退し、準々決勝進出とはなりませんでした。

写真提供:新華社/アフロ