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【W杯】ドイツ戦決勝ゴール浅野拓磨 プロサッカー選手を目指したルーツは『6男1女』大家族の存在

2022年11月24日 16:00
【W杯】ドイツ戦決勝ゴール浅野拓磨 プロサッカー選手を目指したルーツは『6男1女』大家族の存在
W杯ドイツ戦で決勝ゴールを決めた浅野拓磨選手(写真:新華社/アフロ)

◇サッカーFIFAワールドカップカタール2022(11月20日~12月18日)グループリーグ グループE 日本2-1ドイツ

日本の初戦となるドイツ戦で、決勝ゴールを決めた浅野拓磨選手。プロサッカー選手を目指したルーツには大家族の存在がありました。

高校生が「ゆりかごダンス」?

浅野選手は2010年に三重の強豪・四日市中央工に進学しました。全国高校サッカー選手権では89・90・91回の3大会に連続出場。2年生で出場した90回大会では、惜しくも決勝で敗れますが、1回戦から決勝まで全ての試合で得点を奪い、7ゴールの活躍で大会得点王に輝きました。

その浅野選手のゴールパフォーマンスで当時話題になったのが「ゆりかごダンス」でした。

実はこのとき、浅野選手の母・都姉子(としこ)さんのお腹には赤ちゃんがいて、試合があった12月31日当日に浅野家初の女の子・心春(こはる)さんが生まれたと言います。

浅野選手は当時のことを「お母さんはゴールしたところを見てから赤ちゃんを産んだと聞いたので、ゆりかごダンスを見てくれてうれしかった」と話しました。

大家族を支えるためにプロサッカー選手へ

浅野選手は6男1女・7人きょうだいの三男。家族思いでも知られていますが、高校3年生のとき、両親への感謝とサッカーへの思いを語っていました

浅野選手「兄弟が多くて、豊かな家庭ではなく、どちらかといったら苦しい。四日市中央工は他校と比べて遠征が多く、お金の面ですごく負担がかかるので、苦しい家庭の中サッカーをさせてもらっているのは自分にとって幸せなこと。小さい頃からプロサッカー選手になって親孝行したいという気持ちは強かったです」

その念願が叶い、高校卒業後に、現日本代表の森保一監督が当時、指揮をとっていたサンフレッチェ広島に加入。

快足を武器に3年目には32試合8得点6アシストの活躍を見せると、2016年にイングランドの名門・アーセナルに移籍。その後、ドイツのクラブなどでプレーしました。

そして2022年、初めてW杯メンバーに選出されると、初戦のドイツ戦で途中出場。森保監督の期待に応え、後半38分に勝ち越しゴールを決めました。

7大会連続出場の日本。これまでW杯2試合連続ゴールを決めたのは2002年日韓大会の稲本潤一選手しかいません。浅野選手は次戦・コスタリカとの一戦で日本で2人目となる2試合連続ゴールを決められるか注目です。

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