渋野日向子単独首位「写真を撮りたい順位」
2020年、海外メジャー最終戦の全米女子オープン2日目。渋野日向子選手(22)は6バーディー、2ボギーの67とスコアを伸ばし、通算7アンダーの単独首位で決勝ラウンドに進出しました。
首位と1打差の2位でスタートした渋野選手は、1番で幸先よくバーディースタートをきると、さらに6番でも2つ目のバーディーを奪います。8番ではこの日、最初のボギーをたたき、前半でスコアを1つ伸ばしました。
後半、さらに勢いに乗り、10番、12番、15番でもバーディーを奪います。16番ではパーパットがカップに嫌われ2つ目のボギーをたたきますが、続く17番でバウンスバックを決め、6つ目のバーディー。2日目は6バーディー、2ボギーの通算7アンダーで、2位に3打差をつけ、単独トップに立ちました。
初日の成績に「100点以上」と語った渋野選手は、2日続けての好スコアに「120点!」と自己採点。「今のうちに写真を撮っておきたい順位(笑)」と満開の笑顔を見せました。
2019年に全英女子オープンでメジャー初優勝を遂げたスマイリングシンデレラが、日本人史上初のメジャー2勝を狙い、決勝ラウンドに臨みます。
■一問一答
【Q:2日目も素晴らしいラウンドだった】
-今のうちに写真を撮っておきたい順位なので(笑)。本当に自分でも、天候が予報よりあまり風が吹かなかったり、雨も耐えてくれていたので、まわりきったことがすごくよかったですし、4つも伸ばせたというのは正直すごくびっくり。
【Q:スタートホールは幸先よくバーディー発進だった】
-いや…ありゃ?と思いながらまわっていました。
【Q:全部で6つのバーディー】
-ここまでショットがすごくいいのもあるけど、パッティングがここまでいいのは久しぶり。自分の思ったところに打てる回数がかなり増えてきていて、自分でも怖いぐらい。本当にきょう6個もとれたことは奇跡ですし、その分やっぱりショットがすごくいいんだなというのもわかる。
【Q:16番のボギーのあと、17番のバウンスバックで、全英オープンを彷彿とさせるプレーだった】
-全英のようにうまくいくとも思っていないですけど、あの頃とはまた違う自分の感情でもありますし、ちょっとずつ大人になってきているとも思います。ゴルフの内容も自分で考えて、内容の濃いゴルフができるようになっているので、去年の全英よりは自分的にもすごくいいゴルフをしているなというのは言えますね。
【Q:きのうは100点以上と言っていたが2日目は】
-きょうは、まずこのスコアでまわれる気候ではないなと思っていた中で伸ばせたので、120点!
【Q:単独トップからの決勝ラウンドはどう戦う】
-あした(3日目)は私の天気予報によると、風が強いという予報だったので、あしたこそもっと耐えるゴルフが必要になると思うので、この2日間で伸ばしたスコア、ためたスコアを全部なくさないように頑張りたいと思います。
【Q:日本のファンへメッセージ】
-今、何時かわからないですけど、本当に深夜で仕事もある中で、たくさん応援してくださって本当にありがとうございます。まだ2日目が終わってですが、1番上にいる奇跡を楽しんでいただけるとうれしいです。あと2日、応援よろしくお願いします。
写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ