藤浪晋太郎に勝利付けられず 8-1から逆転された阪神・矢野燿大監督「俺の責任として受け止めている」
◇プロ野球・開幕戦 阪神8ー10ヤクルト(25日、京セラドーム大阪)
青柳晃洋投手の新型コロナウイルス陽性で藤浪晋太郎投手が開幕投手を務めることになった阪神。
7回を投げ終わり、8-3とリードした状態でマウンドを降りた藤浪投手は110球を投げ、奪三振7、与四死球3、失点3(自責3)で、開幕投手としての仕事を終えました。
しかし、その後、齋藤友貴哉投手、岩崎優投手の中継ぎ陣がピリっとせず、8-7まで追い上げられます。
9回は昨季まで絶対的守護神として君臨していたスアレス投手に代わって、ケラー投手がマウンドへ。
3人無失点というわけにはいかず、ホームラン2本を浴び、逆転を許してしまいました。
最大7点差をひっくり返された矢野監督は試合後に「もう出した俺の責任として受け止めているし、7点差をひっくり返されるということはなかなか無いことなんで。ピッチャーも勝負に行った結果なので、どう立て直していくかということを俺がやっていかなあかんと思う」と反省の弁を述べました。
そして、新守護神に起用したケラー投手については「やっぱりプロである以上、難しい状況でやるのもプロだし、どんな状況でも変わらないっていうことがプロなので、結果を受け止めて、ケラーも攻めていくピッチングをしてもらうしかない」とコメント。
今後も守護神として、使い続けるか聞かれると「うーん、今すぐちょっと決断っていうのはなかなか難しい」と首をひねりましたが「今のこの時点では、シーズンを戦う上でケラーで頑張ってもらわないとっていうところがあるんでね、現状はそう思ってます」と続けました。
「仕方がないではすまされない部分でね、あしたの流れをどう変えるかっていうと大変なことになると思うんで、もう1回俺らが自分たちで流れを変える野球をするしかないんで、そう受け止めてやっていきます」