◇FIBAバスケットボールワールドカップ2023 1次ラウンド ドイツ85-82オーストラリア（27日、沖縄アリーナ）

日本と同じグループEに入る世界ランク11位のドイツ代表が同3位のオーストラリア代表との接戦を制し2連勝を飾りました。

試合序盤、流れをつかんだのはドイツでした。デニス・シュルーダー選手の得点から始まり、ダニエル・タイス選手のゴール下、ヨハネス・フォウクトマン選手のダンクなどで8-0のスタートを切り、オーストラリアがたまらずタイムアウトを取ります。

しかしオーストラリアもパティ・ミルズ選手が一人で13連続得点を奪うなど反撃。流れを完全には渡しません。その後、試合は一進一退の展開になり、互いにリードを奪えば追いつかれの繰り返し。第4クオーターの残り1分36秒の時点で81-81の同点となります。

残り46秒、シュルーダー選手がペイントアタックでゴール下に切り込みシュートを決めドイツが2点のリードを奪うと、オーストラリアはジョシュ・ギディー選手がファウルをもらい2本のフリースローを獲得。しかし、2本目を外し追いつくチャンスを逃します。83-82とドイツ1点リードで残り23秒、ミルズ選手が逆転のシュートを狙いゴール下へのカットインを試みますが、ドイツが厳しいディフェンスを見せターンオーバーを誘発。その後、ドイツがさらに2点を加え85-82としオーストラリアとの接戦をものにしました。

勝ったドイツはシュルーダー選手が両チームトップの30得点8アシスト。負けたオーストラリアはミルズ選手が21得点6アシストの活躍を見せました。