駒澤が大逆転で13年ぶり総合V
第97回東京箱根間往復大学駅伝競走の復路(箱根・芦ノ湖~東京・大手町読売新聞社前)が3日に行われ、駒澤が最終10区で逆転し、13年ぶり7回目の総合優勝を果たしました。
往路3位から出た駒澤は、山下りの6区で花崎悠紀選手(3年)が区間賞の走りで2位に浮上。トップ創価を追いあげますが、鶴見中継所では3分19秒差をつけられます。逆転を目指す最終10区、石川拓慎選手(3年)がトップを猛追。残り約2キロで創価のアンカー、小野寺勇樹選手(3年)を抜き、トップに。壮絶なアンカー対決を制し、大逆転で総合優勝を果たしました。
逆転劇を見せたアンカー、石川選手は「自分の任された役割を果たしてやろうという思いで走った」と振り返り、大八木弘明監督は「諦めなければ何が起きるかわからない。本当にうれしいです」と、13年ぶりに頂点に立った喜びを語りました。
また、前回王者・青山学院は復路5区間で8つ順位をあげ、4位でフィニッシュ。原晋監督は「ぜいたくを言えばもう一つ上、3位がよかったが、来年につながる走りを選手たちがやってくれた」と、選手たちをたたえました。
■総合順位
1位 駒澤大 10時間56分04秒
2位 創価大 10時間56分56秒
3位 東洋大 11時間00分56秒
4位 青山学院大 11時間01分16秒
5位 東海大 11時間02分44秒
6位 早稲田大 11時間03分59秒
7位 順天堂大 11時間04分03秒
8位 帝京大 11時間04分08秒
9位 國學院大 11時間04分22秒
10位 東京国際大 11時間05分49秒
===来年シード権獲得====
11位 明治大 11時間06分15秒
12位 中央大 11時間07分56秒
13位 神奈川大 11時間08分55秒
14位 日本体育大 11時間10分24秒
15位 拓殖大 11時間10分47秒
16位 城西大 11時間11分20秒
17位 法政大 11時間13分30秒
18位 国士舘大 11時間14分07秒
19位 山梨学院大 11時間17分36秒
20位 専修大 11時間28分26秒
関東学生連合 11時間18分10秒 ※オープン参加
■各区区間賞
6区 :花崎悠紀(駒澤・3年) 57分36秒
7区 :佐伯涼(東京国際・4年)1時間03分10秒
8区 :大保海士(明治・4年) 1時間03分59秒
9区 :石津佳晃(創価・4年) 1時間08分14秒
10区:石川拓慎(駒澤・3年) 1時間09分12秒
写真:日刊スポーツ/アフロ