創価が史上初往路V 青学はまさかの12位
第97回東京箱根間往復大学駅伝競走の往路(東京・大手町読売新聞社前~箱根・芦ノ湖)が2日に行われ、出場4度目の創価が史上初の往路優勝を果たしました。
今大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、沿道での応援自粛が呼びかけられる中での開催となりました。
●1区(大手町~鶴見/21.3km)
スタートから集団走となりますが、中継所手前で、法政の鎌田航生選手(3年)が先頭に立ち、トップでタスキリレー。法政では21年ぶりの1区区間賞となりました。
●2区(鶴見~戸塚/23.1km)
各校のエースがそろう2区では、15番目でタスキをうけた東京国際のイェゴン・ヴィンセント選手(2年)が14人抜き。1時間05分49秒の区間新記録を樹立し、トップでタスキをつなぎました。
●3区(戸塚~平塚/21.4km)
3位から出た東海のルーキー、石原翔太郎選手(1年)が箱根デビューで区間賞の走り。2人を抜き、2年ぶりの総合優勝を目指すチームをトップに押し上げました。
●4区(平塚~小田原/20.9km)
平塚でトップと34秒差でスタートした2位、創価は去年10区で区間記録を樹立した嶋津雄大選手(3年)が、5km過ぎでトップに立ち、後続との差を1分42秒にまで広げる快走。大学史上初めて、小田原中継所をトップで通過しました。
●5区(小田原~芦ノ湖/20.8km)
区間記録保持者、東洋の宮下隼人選手(3年)が3人抜きを見せ2位に浮上しますが、トップの創価は三上雄太選手(3年)がリードを守り抜き、トップでフィニッシュ。5時間28分08秒で、2015年大会の初出場から4度目の出場で初めての往路優勝を果たしました。
2位には2分14秒差で東洋が入り、3位に駒澤、4位に帝京、2年ぶりの総合優勝を目指す東海が5位に入りました。連覇を狙う青山学院は、5区に竹石尚人選手(4年)を起用しましたが、足がつるアクシデントに見舞われるなど、追い上げることができず、トップと7分35秒差の12位と、大きく出遅れました。
復路(箱根・芦ノ湖~東京・大手町)は3日、行われます。
■往路順位(トップとの差)
1位 創価大
2位 東洋大 2分14秒
3位 駒澤大 2分21秒
4位 帝京大 2分31秒
5位 東海大 3分27秒
6位 東京国際大 3分58秒
7位 順天堂大 5分23秒
8位 神奈川大 5分32秒
9位 国学院大 6分44秒
10位 拓殖大 6分53秒
11位 早稲田大 7分04秒
12位 青山学院大 7分35秒
13位 城西大 7分36秒
14位 明治大 7分55秒
15位 日本体育大 8分30秒
16位 法政大 9分06秒
17位 国士舘大 9分40秒
18位 山梨学院大 10分30秒
19位 中央大 11分09秒
20位 専修大 21分48秒
関東学生連合 17分38秒 ※オープン参加
■各区区間賞
1区 鎌田航生(法政・3年)1時間03分00秒
2区 イェゴン・ヴィンセント(東京国際・2年)1時間05分49秒※区間新
3区 石原翔太郎(東海・1年)1時間02分05秒
4区 ポール・オニエゴ(山梨学院・3年)1時間02分15秒
5区 細谷翔馬(帝京・3年)1時間11分52秒
写真:日刊スポーツ/アフロ