野球日本代表、侍ジャパンの井端弘和監督が、29日の巨人対ソフトバンク戦を視察に訪れ、取材に応じました。

11月には、WBSC世界ランキング上位12チームで行われるWBSCプレミア12を控える侍ジャパン。

報道陣から注目選手を聞かれると、ソフトバンクからは、現在パ・リーグ首位打者の近藤健介選手に加え、周東佑京選手を挙げました。「（周東選手は）初めて今、開幕から出続けている状態だと思うので、1シーズンこのままレギュラーとしてやってもらえれば」と期待を寄せました。巨人からは、4番の岡本和真選手について話し、「レギュラーシーズンをケガなく終えてほしい。調子を上げてくれればいいかなと思う」と答えました。

注目の若手の選手を聞かれると、名前を挙げたのは、巨人・山崎伊織投手。前日のソフトバンク戦では敗れたものの、6回1失点。今季は9試合登板で、すべて5回以上を投げ4失点の試合はなし、防御率1.47と安定した成績を残しています。

井端監督は「去年から力をつけてきて、今年も素晴らしい投球を見せているので、十分候補の1人。ボールのキレもいいですし、コントロールもいいです。序盤から崩れることもないので、国際試合に適してるピッチャー」と高く評価していました。

今シーズン、プレミア12に選出する全選手に向けて「（開催時期は）過酷かもしれないですが、ここにあるっていうのだけ頭に入れて、今シーズン戦ってもらえたらいいかなと思いますし、そこに入る気持ちを持ってほしい」とメッセージを送りました。