世界トップ16人のみが出場できる、卓球WTT女子ファイナルズが15日から名古屋で開幕。日本の女子シングルスは、早田ひな選手、伊藤美誠選手、張本美和選手の3選手が出場します。

日本勢で最上位世界ランキング5位の早田選手は、世界3位の中国・陳夢選手と初戦から激突。2021年東京五輪シングルス金メダリストです。また、15歳の張本美和選手の1回戦は、世界1位の中国・孫穎莎選手となりました。

また、伊藤美誠選手の初戦は、プエルトリコのアドリアナ・ディアス選手。勝てば2回戦で早田選手か陳夢選手の勝者と当たります。

今大会は世界ランキング上位16位までの選手が出場。中国勢は世界トップ3を含む、7人が出場しています。世界17位の平野美宇選手は、出場とはなりませんでした。

この大会は、パリ五輪の選考レースの対象ではありませんが、中国トップ3選手に勝利すればポイントが加算。7ゲームマッチで15点、5ゲームマッチで10点の加算されます。（今大会は準決勝、決勝のみ7ゲームマッチ、他は5ゲームマッチ）

現在選考ポイントは、平野選手が486点、3位の伊藤選手が451.5点とその差は34.5点差。大きな得点が入る残りの選考大会は、来年1月の全日本選手権のみ。伊藤選手がパリへの切符をかけたライバル不在の大会で、その差を詰めることができるのか注目です。

▽パリ五輪選考ポイント トップ5
1位 早田ひな 790.5
2位 平野美宇 486
3位 伊藤美誠 451.5
4位 木原美悠 354
5位 張本美和 330.5

▽世界ランキング
1位 孫穎莎（中国）
2位 王曼昱（中国）
3位 陳夢（中国）
4位 王芸迪（中国）
5位 早田ひな（日本）
6位 陳幸同（中国）
7位 銭天一（中国）
8位 シン・ユビン（韓国）
9位 ハン・イン（ドイツ）
10位 伊藤美誠（日本）
11位 A.ディアス（プエルトリコ）
12位 B.セーチ（ルーマニア）
13位 ヤン・シャオシン（モナコ）
14位 張本美和（日本）
15位 チュ・チョンヒ（韓国）
16位 張瑞（中国）