活動停止処分の瀬戸 約5か月…実戦復帰V
競泳のジャパンオープン(東京アクアティクスセンター)が、4日に開幕し、日本競泳界のエース瀬戸大也選手(26)が、約5か月ぶりに実戦復帰しました。
女性問題が報じられ、日本水泳連盟から活動停止処分を受けた瀬戸大也選手。所属のANAから契約を解除され、ジャパンオープンは、TEAM DAIYA(チームダイヤ)として出場しました。
男子400メートル個人メドレー予選は、4分14秒98と全体の2位で通過。隣のレーンを泳いでいた、小学生からのライバル萩野公介選手と笑顔でがっちりと握手を交わしました。続く決勝では、レース序盤からトップに立ちます。最後の自由形で差を詰められたもののトップでフィニッシュ。4分12秒57で優勝しました。
レース後、瀬戸選手は、「私の行動により、家族をはじめ、多くの関係者の皆様、スポンサーの皆様に大変ご迷惑をおかけしたことと、日頃より応援してくださった方々に、がっかりするような行動をとってしまい、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。
レースに関しては、「久しぶりのレースということもあったり、復帰戦ということもあったりで、今までとは違う緊張感はありましたが、復帰戦でまず前半の入りで2分を割って入れたのは、今回のレースを振り返ると一番良かった点かなと思います」と、レースを振り返りました。
なお瀬戸選手は、男子400メートル個人メドレーは、2019年の世界選手権で金メダルを獲得し、すでに東京オリンピックに内定しています。
写真:日刊スポーツ/アフロ