期待の11歳が五輪選考レースの舞台で躍動
カーリングの国内最高峰・日本選手権で、今大会最年少の松原永和(とわ)選手(11)が、大人顔負けのプレーで大きな存在感を示しました。
カーリングの日本選手権4日目(北海道・稚内市)男子予選リーグに期待の小学5年生、松原選手が出場しました。
姉の影響で、9歳で競技を始め、わずか2年で国内最高峰の舞台に立った松原選手。将来の目標は、「オリンピックに出場して上位になること」世界の舞台を目指し、今大会では予選リーグの全試合に出場しました。
その松原選手が憧れるのが、平昌五輪に出場した山口剛史選手(36)。11日の予選リーグで松原選手は、山口選手を擁するSC軽井沢クラブと対戦しました。
松原選手を除く4選手は全員40代、年の差最大35歳で構成されたチームを、松原選手は、ひときわ大きな声で盛り上げました。
サードとして出場した松原選手は、第5エンドに大量失点のピンチをしのぐと、第6エンドにはチームの司令塔・スキップの苫米地賢司選手(42)から相談を受けるなど、年齢に関係なく対等な立場で戦略を立てる場面も。難しいショットを狙う際には、チームメートに「やってみるか?」と問われ大きな声で「はい!」と答える前向きな一面も見せました。
試合は7-3でSC軽井沢クラブに敗れましたが、松原選手について、対戦した山口選手は、「いいショットがたくさんあったので、今後嫌なライバルだと思います」と称賛しました。松原選手は、「来年の目標はまず1勝することです。オフシーズンにトレーニングをして頑張りたいです」と今後を見据えました。